レースが始まる前にとても嬉しかったことがありました。
それは、久しぶりにパドックでソーグリッタリングがゆったりと歩く姿を見られたことです。
ここ数戦のソーグリッタリングは、パドックで小走りになっている時間がかなり長く、自分から見ると妙にイライラしているのではないかと感じていました。
それがメイステークス前のパドックでは、とてもゆったりとそれでいて素晴らしい四肢の連動性で歩けており、あぁ今日惨敗だったらもう力が衰えてしまったのだとしか思えないなというくらい良い動きでした。
おそらくですが、無観客であることもプラスに作用したのだと思われます。
馬体重は -14kg でしたが、そのことは全く気にならなかったです。
東に輸送してくると減るのは分かっていましたので、このくらい減ってもまぁ大丈夫だろうとは考えていました。
返し馬も走り出しがとても良い雰囲気でしたので、この時点で良い勝負になる予感はしていました。
ソーグリッタリングは速いペースでレースが進んだ方が走りやすい馬ですので、1000m 通過が 58.7 秒だった時点で良い感じだと思ってました。
後は先行馬が出来る限り頑張ってくれて、早めに抜け出さなければと願ってましたが、その願いはむなしく前にいた先行馬はあっさりと脱落してしまい、早めに抜け出す展開となってしまいました。
そうなるとソラを使ってしまうのですが、今回は最後の最後まで必死に抵抗していた感が強く、惜しくもクビ差で負けてしまいましたが自分としてはソラを使ったようには思えませんでした。
レース後の川田騎手と池江調教師が、「今日はソラを使っていない」とコメントしてくれていましたので、やっぱりそうだったのだなと思ったと同時にあれだけ早めに抜け出してもソラを使わずに走り切ってくれたことが嬉しかったです。
負けはしましたが、とても嬉しいことが 2 つもあった復帰戦でありましたので、今後もソーグリッタリングは頑張ってくれることでしょう。
そして、次走にはエプソムカップを視野に入れているそうです。
エプソムカップに出走するにあたって、懸念事項は再度馬体重が減るかもしれないということだけです。
増減なし、もしくは -2kg くらいならば問題ないかもしれませんが、それ以上減ってしまうと減りすぎのような気もします。
馬体重の問題がクリアできていれば、良い勝負してくれると思います。
多少の雨は心配していませんが、去年のようなドスローにならないことを願うだけです。
エプソムカップ出走が難しければ個人的には中京記念に出走して欲しいとも考えていましたので、今週か来週あたりには次走がどうなるか判明することでしょう。
次走も楽しみです。