パドックでのアーモロートは、前脚の出し方は非常にしなやかでスムーズでしたが、後脚は連動しているけれども踏み込みの歩幅が小さいというか頼りないというような感じに見えました。

この雰囲気はソーグリッタリングのデビュー戦や 2 戦目にも同じように見えましたので、レース後の岩田望来騎手のコメントからも「まだ体が緩い」ということの象徴的な歩様なのだと思われます。

その後のソーグリッタリングを見れば、アーモロートも同じように成長してくれる可能性があるということですので、期待が高まります。

 

レースに関しては岩田望来騎手にただただ感謝という内容でしたが、パトロールビデオを確認すると、スタート直後の 14 番が内に切れ込む動きに若干影響を受けており、あれでよくその後 2 番手につけるまで巻き返したなという状況でしたので、岩田騎手の判断に惚れ惚れしました。

直線に入ってからも、岩田騎手は外に(左側に)よれそうになっているアーモロートを上手く修正しながら追っていて、それがなかったらもっと離していたかもしれません。

残り 400m ~ 200m のラップが 10.9 秒なのですが、そのスピードにもいっぱいいっぱいではなく 2 頭分外を走っているにも関わらず、多少押しているだけでついていけてますので、スピードはかなりありそうです。

ムチも 2 回しか使っていませんので、完勝という言葉がふさわしいレースでした。

 

本当に 1600m よりも短いところが合うと言ってくださったスタッフの方に感謝です。

 

レース後の西園調教師のコメントに、レース中ではなくレース後の止め際にノドがゴロゴロと音していたと岩田騎手が言っていたということが書いてありました。

レース中ではないのでノド鳴りという訳ではないとは思いますが、よく確認しておくとのことでしたので次のレースには少し間隔を開けると思われます。

おそらくこの後は NF しがらきへ放牧に出すと考えていますが、短期で帰厩するならば 5 月末に出走するかもしれませんが、そうでなければ次走はもう少し先になることでしょう。

 

いずれにしてもひとつ勝てましたので、成長を促しながら今後を見据えることが出来ます。

競走馬はひとつ勝ってからが本当のスタートだと考えていますので、これからのアーモロートがとても楽しみです。