クロノジェネシスのレース前の様子から書きますが、パドックではいつもより少々テンションが高い感じを受けました。
しかしながら、それほど気にしなくても良いレベルでしたし、2 人引きにしてからはそれまでよりマシになったような気がしましたし、はやくパドックが終わってくれと願うようなところまではいってなかったです。
グリーンチャンネルとフジテレビ両方をザッピングしながら見ていましたが、本馬場入場からゲート裏の輪乗りまではそれほどテンションが高くなく落ち着いているように見えましたので、ここでの落ち着きが折り合いに繋がったのだと思われます。
レース内容に関しては、北村友一騎手に拍手を贈りたいくらい文句なしでした。
12 頭立てとはいえ大外枠からのスタートで、こういう風に乗ってくれたらという思いをすべて行ってくれました。
斉藤調教師がコメントしていたように、惜しむらくは川田騎手が見せ場を作りたかったのかなんなのか分かりませんが、かなりの早仕掛けでクロノジェネシスの外を上がっていこうとしてしまったがゆえに、外から被されることを嫌って早めに動かざるをえなかったことです。
あんなに早めから動いて最後まで脚を使えるわけがありませんから、半ば捨て身の仕掛けだったでしょうけども、それに邪魔されたことは間違いないです。
そこで早めに動いたことで、最後の最後まで脚を溜めていたミルコ騎手に見事にやられました。
これはもうミルコ騎手を褒めるしかない騎乗とそれに応えた馬の力ですので、勝ち馬には拍手です。
2 着でしたので本来なら悔しがるところなのですが、昨日の大阪杯に関しては力を完全に出し切ってますし、それを上回った勝ち馬が素晴らしかったですので、むしろ負けて納得というか清々しい気分です。
さて、次のレースはどこかということなのですが、今回 -6kg で出走したようにしがらきへ短期放牧に出しての中 6 週だとすこし間隔が短すぎるのかなという気がしますので、中 5 週のヴィクトリアマイルには向かわないような気がします。
中 8 週で安田記念というのも微妙でしょうから、中 11 週での宝塚記念が本線かなと考えています。
そこならおそらく京都記念と同じくらいの馬体重で出走できるでしょうし、今回ほどパドックでもテンションが上がらないかもしれませんので、厩舎での調整もしやすいのではないでしょうか。
大阪杯が行われる前の時点では、個人的に次はヴィクトリアマイルだと考えていましたので、そこで桜花賞馬ともう一度一緒に走ってスピード勝負して欲しいなどと考えていましたが、どうやらその線は望み薄です。
今週中にしがらきへ放牧に出すとのことですので、おそらくその様子を見て次走が決まると思われますが、たぶん宝塚記念でしょう。
宝塚記念は大阪杯より強い馬が出てくるでしょうから、そこでもどんなレースをしてくれるか楽しみです。