昨日の桜花賞を素晴らしい強さとスピードで勝ち切ったのがグランアレグリアです。
そのグランアレグリアについて、募集時から今現在に至るまでの自分の見解を記しておきます。
このことは後の出資馬選びにも役立つと考えられるからです。
はじめから誤解を恐れずにはっきりと書いておきますが、ツアーで見た時から歩幅の狭さと動きの硬さが気になる馬であり、正直こんなに活躍する馬だとはまったく思いませんでした。
それが、去年の 2 歳時この時期になったら、グランアレグリアは前評判がものすごく高い馬になっていて、ビックリしたのを覚えています。
デビューから桜花賞までのパドックで見せる動きは、ツアーで見た時と同様でしたし、歩幅が狭いなぁ脚があんまり前に出ないし動きが硬いなぁというのはずっと一緒なのですが、ただ同じリズムで脚を出しているので、四肢の連動性という意味ではむしろ良いということに気づきました。
一口馬主 DB の中で古谷さんが、馬の動きをメトロノームのように~ということをおっしゃってましたが、グランアレグリアはこれに当てはまるのではないかと今は考えています。
その為、今年のツアーに行けたとしたら、自分好みの動きをする馬よりもさらに出会える可能性が少ないですが、グランアレグリアのような動きをする馬がいたとしたら要注目の馬としてチェックしようと思っています。
今度はレースぶりに関してですが、この馬は動きの硬い馬に多いワンペースで走る方が結果が出やすい馬なのではないかと感じていました。
ゆったりと大きな動きをする馬は一瞬でギアチェンジして加速しスパッと切れる脚を使えますが、グランアレグリアの場合はスピードを上げたら最後まで止まらないというようなタイプであろうと推測していたのです。
ただ、その持続するスピードがとんでもなく速いというのがグランアレグリア最大の長所であり、ハロン 11 秒フラットを 3 ~ 4 ハロン連続で出せるのはおそらくこの馬以外いないでしょう。
それ故に、1600m のレースに体調良く出てきて昨日の桜花賞のような乗り方をされたら、ほぼ間違いなく勝てるはずです。
朝日杯の時は、直線勝負というか残り 800m 付近からペースアップして突き放すのではなく、他の馬が来るのを待ってから追い出しているので、スピードは出ているのですがそれまでの貯金がなさ過ぎたという負け方であるように見受けられたので、昨日の桜花賞は残り 800m 付近辺りから早めのロングスパートでゴールまで駆け抜けられたとしたら、早々とダノンファンタジーが捕まえに行かない限り、あっさりと勝たれると戦前考えていた通りになりました。
余談ですが、グランアレグリアよりポテンシャルなどは完全に見劣りしますけれども、コスモカレンドゥラという馬も同じような動きをパドックでする馬なので、年明け 2 戦凡走が続いていますがこの馬もモレイラ騎手で 2 勝目を挙げた時と同様に 2000m 前後の距離のレースに出走して残り 800m ~ 600m 付近から早めスパートで押し切る競馬をすれば、穴をあける可能性はかなりあると思われます。
個人的には、グランアレグリアよりも全弟のブルトガングの方が良い馬だとツアーで見た時にはそう感じました。
ブルトガングの方が自分好みの歩様をしていますし、雰囲気も良かったからです。
しかしながら、そうではない可能性が高くなっている現在、この 2 頭の行く末をしっかりと見守って今後の出資馬選びの判断基準に反映していく必要があります。
このようにどんどんアップデートできるところが出資馬選びの楽しみであり醍醐味ですので、今後も自分の判断と全く異なり活躍する馬が出てきたとしたら、備忘録として書き残すようにしていきます。