ソーグリッタリングが昨日の六甲ステークスを見事勝利してくれました。
今回のレースに関しては、浜中騎手のエスコートが素晴らしかったことによるものです。
パドックでの雰囲気は脚運びがいつも通りの良い感じでしたし、多少チャカついてましたが落ち着きもあったと思います。
これなら良いレースを期待して良さそうだなと、レース前に実感していました。
スタートも良かったですし、中団のポケットみたいなところに入って折り合いもついてましたし、4 コーナーでの進路取りも良いところに位置していました。
直線に入ってから、好走する時のひとつのパターンとも言える馬なりで先頭集団との差を詰めていく走りが出来ていましたが、途中ベルーガとクラウンディバイダに挟まれそうになるシーンがありました。
ここで 2 頭に前をカットされないように少しだけ促してスピードアップし、真横で挟まれる形を作った浜中騎手の好プレーが光りました。
挟まれた後もスピードを落とすことなく前との差を詰めていくことが出来ていた時点で、好勝負になることは間違いなかったですが、ここでもう一つ浜中騎手は勝つためにプロディガルサンを外に出さず狭いところに閉じ込めることをやってのけました。
それでも、前をこじ開けて勝ち負けまでもってこれるプロディガルサンはさすがですが、ソーグリッタリングが早めに抜け出すとソラを使うことを意識してギリギリまで追い出しを我慢してくれた浜中騎手には感謝しかありません。
レース後のクラブレポートによる浜中騎手のコメントには、そこまでしてもやはり最後はフワッとしてたということですから、おそらくサトノフェイバーを差した時点で気を抜きがちだったのは間違いないと思います。
5 歳になってもソラを使ってしまうことは困ったものではありますが、それだけまだまだ成長の余地があるとも言えるのではないかと感じられますし、「重賞レースの際どい競馬のほうが力が発揮できるかもしれません」と浜中騎手が言ってくださったことは心強いです。
リステッドレースを勝利しましたので、それほど間隔を空けずに使うとしたら、次はマイラーズカップではないかと思われます。
個人的には、もうひとつ谷川岳ステークスでリステッドレースを経てから一旦少しゆっくりして、サマーマイルシリーズの中京記念と関谷記念に参戦してサマーマイルチャンピオンを狙うのはどうかと考えているのですが、果たしてどうなりますでしょうか。
ソーグリッタリングは池江厩舎所属であることでここまで強くなることが出来ていると自分は思っていますので、池江調教師がどのようなローテを組んでくれるか楽しみにしています。