パドックでの気配は大人しすぎる印象を受けましたが、前脚の出は良く動きは悪くありませんでした。
本来はもう少し後脚の踏み込みが強いはずなのと、四肢の連動性ということではいまひとつでしたので、追い切り不足ということもあってか調子が良いというほどではなかったと思われます。
レースは出遅れを取り戻そうと促していったら引っ掛かり、他馬を怖がってコーナーでは大外を回ることになったり、まともに走れていませんでした。
4 コーナーを周る雰囲気は悪くなく、ここから外に出して伸びれば良いなと考えていましたが、逆に内側に切れ込んでいってしまい、バテてはいませんが伸びない感じでそのままゴールに流れ込むというレースとなりました。
追い切り不足で惨敗するというのは、レネレイドと同じように感じられますが、内容はまったく違います。
レネレイドは最後までまともに走って惨敗していましたが、シーアフェアリーはまともに走らなくて惨敗というか流れ込むだけのレースとなってますので、2 戦目の変わり身に期待ができるのはシーアフェアリーの方が断然上です。
そのレネレイドでも 2 戦目で変わり身を見せて、先々は明るいかという印象を持てるくらいのところまで走れていました。
そのレース後結果的に怪我で引退となってしまいましたが、それがなかったらそれなりに楽しめる馬になっていたことでしょう。
そのことを踏まえて、シーアフェアリーの 2 戦目はとても楽しみです。
少しレース間隔を空けないと未勝利も狙ったレースには出られないかもしれませんので、この後は短期放牧に出るかもしれませんが、2 月末か 3 月の始め頃に 2 戦目を走って変わり身を見せてくれることを期待しています。