ソーグリッタリングの初重賞挑戦は 5 着という結果に終わりました。
正直、直線のトップスピードにのりかけたところで挟まれる不利がなければ 3 着はあったかなというレースでしたが、それもひっくるめて競馬なので仕方ありません。
今回のレースでのひとつの収穫は、前走でバランスを崩した坂の下りをこのレースでは特に何の問題もなく走ってくれましたので、2 度目でどのように走ったらいいのかわかってくれたのかもしれませんが、今後京都のレースに出走する際の懸念材料にはならなくなったことです。
パドックでの雰囲気はとても良かったです。
今まではトモの踏み込みに若干の頼りなさがありましたが、それも解消しつつある感じで文句のつけようがない素晴らしい歩様をしていました。
これまでの 4 戦全てで同じように素晴らしい歩様を披露していますので、これは今後も変わらないであろうと思われます。
個人的な印象ですが、このような歩様ができる馬は歩くだけでもかなり良いトレーニングになるはずで、どんどん筋力がついて成長すると考えていますので、4 歳あたりになったら充実期を迎えて完成形を見ることができるかもしれません。
2 歳戦からある程度の結果を出してはいますが、今は成長段階でこれから徐々に成長していく過程を辿っている段階であるはずですので、デビュー当初から強い馬にはどうしても現状では負けてしまいますが、2 年後は勝てるようになっている可能性があります。
それにしても、スムーズにレースで力を出し切るというのがこんなに難しいものだとは思いませんでした。
4 戦すべてで完全に力を出し切ってゴールする姿を見ていないというのは、なかなかないことなはずです。
5 戦目はどうなるのかわかりませんが、できれば力を出し切ってゴールする姿を見たいものです。
次走は年明けから始動すると池江調教師がコメントしていますので、またも京都で走ることになりそうな気がします。
ただ、デムーロ騎手はマイルくらいの方が良いということをコメントしていましたので、福寿草特別ではなく白梅賞かもしくはシンザン記念かもしれません。
なぜマイルの方が良いとデムーロ騎手がコメントしたのかについては、ひとつの見解を持っています。
それは、2000m のレースはスローからの上がり勝負になることが結構あるので、ソーグリッタリングは瞬発力が必要な上がり勝負に不得意であるため、比較的平均ペース以上で流れるマイルの方が末脚勝負というより持続力勝負となりやすいので向いているということを言いたかったのではないかと考えています。
実際に次走マイルに出走したとして、デムーロ騎手が乗ってくれるのかどうかはまだまったくわかりませんが、もしマイルに出走するなら向いていると言ってくれているデムーロ騎手に乗ってもらって、良い走りを見せて欲しいです。
年末辺りには次走予定がわかるでしょうから、その時を楽しみに待ちます。