競走馬としてデビューすることの難しさ

ブレイクザポケットが無事に中央競馬でデビュー出来たとしたら、自分にとって 3 頭目の中央競馬デビューとなります。

1 頭目はコリンズグラス、2 頭目はクレプスキュールです。

2 頭共に思い入れはありますが、今回のテーマで書き残しておきたかったのはデビュー出来なかった 3 頭のことです。

その 3 頭は、フォアシュピール、エポカドラダ、そしてバルドルチアです。
この中でバルドルチアに関しては、ちょっと他の 2 頭とは原因が違いますが、このことに関しては一旦省略させていただきます。

フォアシュピールとエポカドラダは、デビュー前の牧場での調教段階の最中に亡くなってしまいました。
それぞれ原因は違いますが、突然のことで驚きを通り越して茫然としたことを思い出します。

もちろん、このようなことは頻繁に起こっているわけではありませんので、一言でいえば運がなかったということになるでしょう。

個人的には 2 頭も不慮の事故で亡くなるという経験をしているだけに、無事にデビュー出来ることだけで大変嬉しいのです。
デビュー戦やその後が泣かず飛ばずだったとしても、やはりデビューせずに「たられば」を想像しているだけよりは結果を受け止めることが出来ますし、馬選びに関しての反省もできます。

しかし、厩舎に入厩できたとしても、まだデビューできるとは限りません。
このことを思い知ったのがバルドルチアでした。
詳しくは書きませんが、調教中の事故で 1 年棒に振った挙句中央競馬でデビューもできませんでした。

そのようなことがありましたので、無事にデビュー戦を迎えられたとしたら、とても感慨深いものがあるのです。

もうここからは、萩原厩舎のみなさんにお願いするしかありません。
どうか、ブレイクザポケットをよろしくお願いします。