なぜ?スニーカーは革靴より大きめのサイズを選んだほうがいいのか?靴屋の店長がお伝えします | 蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ

蒲郡で靴屋の3代目をやっている大丸靴店、大桑正弘のブログ

49歳の靴屋の3代目です。
靴屋の日常から仕事のことなどをブログにしてます。

こんにちは大桑です。
週末の忙しさはどこへやら、今日は少しゆっくりお仕事させていただいてます。

私いつも23センチの革靴を履いているけど、スニーカーの23センチを履くと何かきつく感じる??

そんなことありませんか?
革靴と同じサイズでスニーカーを選んでいらっしゃる方がとっても多いと思います。

例えば、いつも23センチの革靴👠👞をお履きになられていれば2サイズ大きな24センチのスニーカー👟がお勧めです‼️


なぜなら、捨て寸と呼ばれるつま先のゆとりが必要だからです
つま先のゆとりが必要なわけをご説明していきますね。


大丸のアイドル骨美ちゃんで説明していきますね(笑)
皆さん土踏まずがありますよね。

歩かれる時、この土踏まず部分が沈んで足の裏の筋膜がぴんと伸び、伸びた筋膜が縮む力(輪ゴムが縮むのを想像してみてください)と、ふくらはぎの筋肉が縮むことによって地面を蹴り出します。
その筋膜が伸びる時、足の長さも長くなるんです。

足が伸びてもつま先が当たらないように、あらかじめ靴の先に設けられている靴先のゆとりが捨て寸んです
(土踏まずが高い方の方がより足(脚ではないですよ笑笑)の長さが伸びる可能性があります)

だから、スニーカーをお試しになられる時、足が伸びることを想定して片足立ちで立って試してみて下さい。
そして靴の先に指先が当たらないかどうか確認してみて下さいね。

もう一つ、革靴とスニーカーの違いをお伝えしますね

革靴は、"足型サイズ"で作られています。
例えば23センチのお足の方であれば、23センチの靴を履いて歩けるように、もともと靴先にゆとりが設けられています。

それに対してスニーカーは、あまり捨て寸を想定していない"靴型サイズ"で作られています

だから、スニーカーは革靴より1センチほど大きなサイズを選ばれることをお勧めします。
(足の幅が広いくて甲の厚い方は+5ミリから1センチ、足の幅が細くて薄い方はマイナス5ミリ位)

もう一つ大切なことをお伝えします。
それは、どんな足に合った靴をお履きになっていても、きちんと履けていないと、足の骨格が緩みアーチが崩れてしまうことです。
それにより足の変形や関節の位置、膝の関節の位置、股関節の位置、骨盤の傾き、腰椎の位置、胸椎の位置、頸椎の位置等があるべき場所からずれて姿勢が崩れることにより、ひざ痛、股関節痛、腰痛、肩こりなど、体のどこかに痛みが出ます。


お店にご相談に見える方でも、靴の紐を緩くされて立ったまま靴を履いていらっしゃる方、ファスナーを開けたまま靴を履いていらっしゃる方、靴のかかとを踏みながら履いていらっしゃる方が多くおみえになります。
せっかくのいい靴がもったいないです。
体を支える機能がなくなってしまいます。
特に女性は、出産の時、閉経の時、体を柔らかくするホルモンを分泌するそうです。
そのホルモンにより、足も柔らかくなるそうです。
柔らかくなった足に、柔らかくてゆるゆるの靴を履いていらっしゃると足が緩み、足の変形が進み、体を支えられなくなり、痛みの原因を使ってしまいます。

ご自分の健康で快適な人生のためにも、身体の土台である足を守るためにも、正しく靴を履いてくださいね^_^

足や靴のご相談をお受けしています。
電話で連絡の上ご来店していただけると助かります。

店長大桑
明日11月6日(水曜日)は、足と靴の勉強のためお休みさせていただきます。
11月8日(金曜日)はスーパーサンヨネさん全店休業のため、お休みになりますのでご来店お気をつけてくださいませ。



シューズ&バッグ大丸蒲郡店

店長 大桑

バチェラー(上級)シューフィッター  o.7596

蒲郡市八百富町7-34

(サンヨネ蒲郡店内)

蒲郡駅から東に徒歩10

0533-68-0186

(お問い合わせは店長大桑まで、火曜日はお休み頂いています。仕入れや勉強会などで不在の時があります。ご来店の際は事前にご連絡いただけると助かります)

am 10時からpm7(日曜930分から)

年中無休