いつも原田ひ香さんの本、
挿絵もこの表紙も、美味しそう!コロッケ!
随分前に予約してました!
面白かった!
主人公は、とても真面目な主婦 沙也加。
とてもキチンとしている🥹
健康的な手料理を作り、丁寧な暮らしを
して、夫を支えているつもりだった。
お酒は、食事が終わってから、ゆっくり
楽しむもの。
食事をしながらお酒をのむのは、下品😓
と思っていて、夫にもいつもそう言っている。
ところが夫健太郎は、頻繁に定食屋「雑」という
汚い下卑た店に寄って帰るようになり、
そして、突然、
もうウンザリだ!と
出て行ってしまう。
普通、誰もが、夫、健太郎を、
酷い😤と思うのでしょうね。
だけど私はこの健太郎の気持ちが良くわかります😝
私も、沙也加さんのような、清く正しく美しく、
ってタイプ苦手です😎
沙也加は、その「雑」を覗きに行き、
あまりの汚さに驚きながらも、
ちょうどバイトを募集していたため、
そこでバイトもすることになります。
健太郎が、なぜその店に惹かれているのか
確かめるつもりもありました。
「雑」は、本当に雑なお店で、女主人のみさえは、
何でもスキヤキのタレで味付けしたりしているのだけどいつも大繁盛しています。
沙也加もその店で働くうちに、いろんな人が
いるのだ、と分かってはくるのですが、
その後の
二人の離婚の話し合いの途中で、
沙也加が、自分も変わったこと、ご飯を食べながらお酒を飲むことも許せるようになったから
、と言った時、
別に、許してもらわなくていい。
自分には自分の正しい食べ方があって、
それを、誰かに許してもらわなくてもいい。
と言う健太郎。
ものすごく共感してしまった😝
これはもうダメだなぁ🙅と思ってしまう😢
だけど、正しい人と離れるのは、結構難しい😓
何しろ、相手は、正しいことを言ったり、したりしてるのだから、批判はしにくいし、どう言えば、
自然に離れられるか悩んでしまう😰
沙也加のように、離婚したくない!と
執着されると、健太郎はどんどん追い詰められて、
どんどん卑怯な言い訳や、逃げることだけを
考えるようになる😭
私も只今、正しいことを言ったりしたりする
グループから、何とか離れられないか?と
卑怯にも言い訳をいろいろ考え中です😝
今まで、そのグループで、楽しいこともたくさん
あったし、私もこの間まで積極的に参加してきた
だけに、なかなか難しい😓
キッカケは、そのグループの中の男性が、2年前、
脳幹出血で倒れ、植物状態になったことです。
晩婚だったので、家族は奥さんだけ。
奥さんが看護師さんをして働きながら、
彼は、そういう24時間の施設に預けているとのこと。
私も勿論、とても心配したし、何とか治りますように、と祈ってはいます。
グループのために、いろいろさんざん世話を
してくれた人ですから余計です。
そして、ここから、です💦
お見舞い問題😳
友達が入院したなら、お見舞いに行くことが
当然と思っている人達。
だけど相手は植物状態なんだし、
友達がお見舞いに来るとなると、奥さんも
仕事を休んで付き添わなければならなくなります。
それでなくても看護師さんの仕事は激務だと
思いますし、まして看護師長さんとのことで、
精神的な緊張もあるでしょう。
休みの日はゆっくり休みたいのでは?
と思ってしまう。
おずおずと、奥さんに迷惑なんじゃ😢
と言うと、
イヤイヤ、私たちは奥さんを励ましに行ってるのよ!
とのこと。なんという上から目線😳
お見舞いに行くな、とは言えないし、
お見舞いにお菓子を持って行くから、と
いわれたら、等分のお金も出すけど、
お菓子?お菓子なんて持って行っても、
困るんじゃ、と言いたかったけど、
お金を出すことを嫌がってるみたいで
言えなかった😱
お見舞いには、なんだかんだと理由をつけて
私は行くのはやめているのですが、
それだけではなく、だんだん
そのグループでしていた、忘年会とか、
旅行とか、呑み会、全て何だか嫌になってしまった💦
でもこの間まで、参加していたので、
ここでフェイドアウトしていくのは
なかなか難しい😓
私も健太郎のように、だんだん卑怯な嘘だらけの
言い訳をすることになりそうで😭
「定食屋、雑」を読んだ感想とは、離れてますけど、思わず、健太郎の気持ちに なってしまった😱
むしろ中の70代の高津さん、が、
熱中症で倒れたことをキッカケに、
娘一家に、実家で、同居しよう!と誘われて、
狭いから、と言うと、じゃあお父さんは
アパートでも借りて!と言われ、
娘の首を締めそうになった😱
などというところがとても面白くて、
これもまた、綺麗事の後ろに隠れたエゴを
炙り出していて、
高津さん、頑張れ!と大笑いしながら
応援しました!
何だか違う方向にいった感想です。
ごめんなさい🙇♀️
