図書館の予約にも入れている本だけど、
ブックオフで¥380払っても
どうしても早く読みたかった!
この本も山本文緒さんが面白かった!と
書いていました!
何となく、中村うさぎさんみたいな感じかな?
と思っていたけど、
良い意味で全く違って😝面白かった!
主人公、片倉唯、40歳独身、
趣味は節約とキルト作り
20歳でマンションを買い👍
ローンの繰上げ返済に励んでいる。
楽しみは、1日の終わりに資産管理アプリで
資産総額を確認すること✌️
3食、当然自炊、仕事には、弁当持ち、
制服の上にコートで通勤👌
通勤は徒歩で1時間、支給される交通費は着服👍
髪はのばしっぱなしで、黒ゴムでひとつにくくり、
前髪はパッちんドメという古式ゆかしい
女子事務員スタイル
恋愛はコスパが悪いからしたくない!
結婚も出産も同様の理由でパス!
「守銭奴」と言われようが、
「寂しい人生だ」と言われようが、
「お金なんかでは、買えない幸せがある」
なんて、ティシュペーパーよりうすっぺらな
幸福論など、無視😆
「楽しくないでしょう?」とも言われるけど、
生きるのに楽しくなければいけないですか?
とにかく生きているかぎりは生きなきゃいけない
誰に頼ることもなく1人で生きていけるだけの
お金を稼いで、貯めて、収支とんとんで
人生を終わりたい。
そう思っていた🤣
40歳になった時、無料のがん検診のクーポン
をもらい、只ならと受けた健診で、
子宮頸がんステージ4だと💦
宣告をうけるまでは🤣
癌になったら死のうと思っていた
抗がん剤やら、放射線治療を受けて、副作用に
苦しめられるなら、治療はせずに
普通にそのまま暮らし、緩和ケアだけ受けて
穏やかに死にたい
母親を癌で亡くしてから
そう思ってきた
だけど、あとどれくらい生きるか?が問題だ
医者に治療をしない場合の余命を尋ねるけど、
医者は、あきらめるのはまだ早い、だの、
治る見込みがないわけではない、だの
見当違いのことばかり言うけど、そこを
強迫するようにして、あと一年、という言質を
引き出した😵
「あと一年」呆然とロビーにいると
そこへ、いかにも場違いな
ホストであることは疑いようがない、というような
若い男から、
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、
お金持ってない?」と話しかけられる。
父親の入院費を今日払わないと追い出されるなど
と言う。
そして、唯は、なんとクレジットカードを
その男に差し出してどうぞ、と言ってしまう😱
72万3800円!
その明細をぴらぴらさせながら、
「じゃあホテルに行こう」と🥰😍
ところがこのホストリューマは、思いがけず律儀で、
余命を告げられ、70万でホストを買った
次の日からも、普通に会社に行き仕事を今までどおりしていた唯のところに
70万の借用書と返済計画書を持って現れる。
返済計画は3年で、それでは、
もう死んでしまう、
なら、1時間1万円で70時間リューマを
買う😎ということにする。
そして、そして、酒池肉林?の70時間をすっぱり
切り上げて終わり、
また以前通りの暮らしに戻った唯だけれど、
でも、唯は、突然、リューマの人生に
関わりたい、と強く思う、ホストクラブまで
タクシーを飛ばし、
唯は、このホスト、リューマに、
全財産をあげるから
そのかわり、結婚して死ぬまで一緒にいて
看取って欲しい、と言うのです。
一年で死ぬのだから、と
もうこれ以上、この本は私が書いたら
台無しになりそうなので、これで
やめておきます🫸
だけど、この馬鹿ホストリューマには、
つい何度も泣かされてしまいます😆
笑って泣いて、
難しく書こうと思うとなんだかんだ
書けそうだけど、
でもこれは、やっぱり、笑って泣いて、
何だかほんわかした気持ちになって
それで終わりにしておきます。
吉川トリコさん、すごいな!
ものすごく、もっともっと書きたい気持ちを
グッと押さえて😝
おやすみなさい👍