初めて読む作家さんです。
ブックオフ仕入れ2冊目
¥110😃
これは価値がありました!
コスパめちゃくちゃ良い!
面白かった!
このミステリーがすごい一位
山本周五郎賞受賞作! だそうです😆
ミステリーだけれど、事件が起きたり、
犯人を探したり、というものではなく
どうしてそうなったのか?
というような物語性の強いお話
最初の「夜警」は、
ひとりの若い警官が、夫婦喧嘩の仲裁に入り、
刃物を持った夫に刺され、殉職する
その犯人も、その警官の撃った拳銃で射殺される、
という事件。
警官は銃を5発撃っており、そのうち4発が
犯人に当たり、1発はその場所に落ちていた
殉職した警官は、二階級特進し、
凶悪犯をやっつけたとして、賞賛されていたが、
上司であり、教育係だった柳岡は、
違和感を持っていた。
警官に必要な資質といえば、
正義感に溢れて、勇敢であること、という
ような感じがあるけれど、
柳岡は、それらがありすぎることは、警官には、
不向きだと考えている、など警官の資質についての
柳岡の考えが、とても目新しくて、興味深い
事件の解決ではなくて、
落ちていた銃弾から
警官が何故殉職することになったのか?
を推理していく
というある意味地味なお話ではあるけど、
全く初めて知る、新しい視点からの
警官のお話で、とても新鮮で
面白かった!
他5篇も全く違った
とてもバラエティにとんだ内容で
どれも事件が起きるというようなものではなくて、
3篇目の「柘榴」は、
両親の離婚の際の親権争い、娘2人は、
ろくに働きもせず、家にも時々しか帰ってこない父親の方と一緒にいたいと、
母親に虐待されていると嘘までついて、
審判官に主張するのだけれど、
その姉娘の思いがけない意外な本心🫢
など、本当に些細なちょっとした引っ掛かり
のようなこと
だけど、その引っ掛かりの謎が最後に解けると
ああそうなのか!と
目の前が開くような気がする
また「関守」では、都市伝説を書くライターが
死亡事故の頻発する峠で、「死を呼ぶ峠」
という題名の記事を書くつもりで
その近くにあるドライブインで、事故についての
取材をしようと、店主の老婆に話を聞くが、
何故か今までの死亡事故の被害者たちは、
みんなそのドライブインに立ち寄っており、
老婆はそれぞれの様子などを話してくれるが…😱
どの編でも、最後に真実が恐ろしい姿や、
思いがけない形で現れて
その意外性にしばらく呆然とするような😮
まさにミステリー小説の真髄?のようなお話です
本の帯には、松本清張の短編集を
手にした時の気持ちが蘇る!とありますが、
確かに松本清張さんの細かい丁寧な書き方に
似ているのかもしれません
私は何故か知らなかったけど、これは
大ヒットした本なのでしょう
たくさん並んでいました👌
おかげで安くて大満足!
本も高くなったなぁ💦と思いますが
野菜が何もかもとても高くて大変ですね💦
昨年末、小さな何だかシナっとしたような大根が
一本¥300で、😨だけど、なます、は
娘と私の大好物で、仕方がないので、
買って作りましたが、今年はやはりあまり
美味しくできなくて残念でした。白ネギも!
キャベツは思わず2度見するほどの値段だし💦
果物も高いし😰
今年から家計簿アプリみたいなものを
入れてつけているのですが、
もうつけるのがイヤになってきました💦