30年近く前のあの事件、あの教団が
モデルになってるのだろう、と思えます

主人公の啓美は、
ある宗教団体に、18歳で、入信し、
5年間、富士山の麓の教団施設で
暮らしてきた

ある日、何もわからないまま
幹部の男に連れ回され、
結果、その時、その男の起こした
毒ガス散布事件の共謀者として
指名手配される

それからの17年の逃亡劇

お話しの冒頭は、
40歳になった啓美が、アパートの前で、
警察官から声をかけられるシーンから
始まります
17年の逃亡の終わりの場面で、
お話は始まります

半分くらいまで、
これが、桜木紫乃さんの書いた本だと
意識せずに読んでいました
文章に、いつもの桜木さん独特の
言い回しがなくて、
全く気にならなかった!
新境地とか?

いずれにしても、
いつもの文章の持って回った感はなく、

お話しの主人公、啓美の
名前を変え、姿を変えての
逃亡劇の面白さに
引き込まれて読みました

逃亡劇とは言っても、
父親の再婚相手に助けられたり

週刊誌のフリー記者に、
自分になり変わって
祖母の面倒を見てほしい、と言われ
その祖母のスナックの手伝いをしたり、

逃亡の17年は、
自分自身ではない偽りの姿では
ありながらも、
いつも周りから、信頼され、愛されて
穏やかに過ぎます

啓美は、幼い頃から、
母親に、バレエダンサーとしての
英才教育をされてきたけど
自分の素質のなさにも気づいていたし、
食べたい物も食べられず
母親からの圧力にも耐えられず、
その窮屈な生活から逃げ出して
出家したのだけれど、

出家したその宗教施設より、

むしろ逃亡中の、次々と、
名前を変え、住む場所も変え、
仕事も変えていく、
そんな生活にこそ
安らぎを覚えています

途中で、桐野夏生さんの「OUT」と
よく似たような場面もあり、
主人公も、誰かの小説みたい、と
考えたりしています😅
さすがにそういう所は逃亡生活です💦

「逃げていたわけではない
見つからなかっただけ」

と啓美は述懐するのですが、
その言葉の通り、
どことなくいつも冷めているような
自分自身の人生に全く執着のない
淡白な感じの主人公に、
何故か魅力を感じて
惹かれるものがありました!



 



母校の先輩、あさのあつこさん原作
後輩、大谷健太郎監督の
「風の奏の君へ」観てきました!


前日は、母校の関西支部の同窓会で、
大谷監督の挨拶もあり、
みんな、早速、
各々の場所で観たようです!

LINEのページには、次々と感想が😎

「高校の制服可愛くなったな!」

「何であそこにバイクで来れたんかな?」

「大原の町並みは綺麗じゃなぁ!」

「あの電車は、はくと?いなば?」

「何で鳥取行きに乗ったん?」

「泰平楼がリバーサイド湯郷になっとる!」

「あれほどの岡山弁、今使わんよなあ?」

と、ストーリーとは全く関係ない
ツッコミばかり!💦

私もまぁ、ストーリーより、
実家近くの茶畑が気になって、
風景ばかり見てましたけど🤣

みんなが口を揃えて言うのは

「エンドロール、知った名前ばかりで
感動したなぁ!」🤪

大谷監督、あさのあつこさん、
ごめんなさい🙇‍♀️
同窓生の感想はアテになりません🤣

松下奈緒さんの美しいピアノ演奏
綺麗な風景、本当に爽やかな風を感じる
映画でした!



昨日、帰ってから、ベランダに朝顔用のネット

はったんです!

鉢がいっぱいあるもんで😝   

これではダメかもしれないけど、まぁ、おいおいに対応していきます💦

まだ2年目の初心者なんで😜


今朝、ベランダ見た娘が大爆笑してた🙄   

どうしてダロ?🙄


娘は、新しい仕事場近くにワンルーム借りたのですが、荷物は置いたまま🥹しょっ中夜中に帰ってきていて、朝、突然部屋から出てきたりして、母驚く😱