皆さんのブログで
時々見かける作家さんです
私は初めて読む作家さん
図書館の本棚で見つけました
何というか
ただひたすら、爽やか!
最近の小説では珍しい程です
主人公は、23歳の青年、瞬一
両親を、9歳の時、火事で亡くし
それからは、群馬の田舎の村で、
祖父に育てられた
高校を卒業して、
東京に出て、荒川の側に住み
今は、引っ越し屋さんのバイトをしている
高校を卒業する時、
村に残る、と言った瞬一に
お祖父さんは、
「東京に出ろ、他所の世界を見て、
そこの人たちと交われ」
と言います
大学に行ってもいいし、働いてもいい、
好きなようにしたらいい、と
親ではとても言えないことだなぁ、と🤔
親なら
村に残る、と言われたら
喜んで、そうしろ、と言いそうだし
東京に出ると言うなら
大学に行くか、ちゃんとした仕事について、
などと言いそう、
私でもそう言いそう💦
やはり歳を重ねて人生を考えてきた
お祖父さんは、違うなぁ!と
感心していたら
なんと!このお祖父さんは69歳!
私とそれほど変わらない💦
人間の出来の問題かな?
ともかく、
この瞬一の東京の暮らしは
アパートも、
隣の住人の母娘、下の住人も良い人だし、
引っ越し屋のバイトも
身体を動かして働きたい瞬一の
性に合っていて快適だし
とても気持ちよく暮らしています
お祖父さんは、
一度だけ東京の瞬一のアパートに
来るのですが、
この時のお祖父さんの態度は、
とても素敵で
私も子供の所へ行く時は、
このお祖父さんのようにしなくては!
とつくづく思わされました
何を食べても、美味しい!と言い、
景色や環境も、見るもの全て誉めて
周り中の人に挨拶をし、御礼を言い、
よろしくお願いします、と頼み
何より、楽しそうに過ごす!
私なんて、
ひとり暮らしの三男の所へ行く時など
行くとすぐ掃除を始め、
アレコレと出来てないことに小言を言ったり
ああしろこうしろ、と指図し、
挙句に、疲れた!などと言って💦
そんなことでは、来て欲しくなど
ないですよね😓
反省しました😂
瞬一、という
身体も精神もとても健康な青年の
爽やかで気持ちの良いお話しです
何でもない軽い会話の中に
ちょっとじーんと沁みるような所も
あって温かいお話しでもあります
小野寺さんの書く文章は、
ブツブツと細切れで、
お話しは、会話で進んだりするので、
ちょっとまどろっこしいところもあるけど
だけどとても明快!
私は、その時に読んでいる本で、
気分が随分左右されるのですが、
これを読んでいた間は
気持ちもとてもサッパリ!
考えることも単純になって、
とても気持ちが良かったです
癒される本、という小野寺さんの本の紹介が
ありましたが
確かにそうですね、癒されました😊
今日などとても暖かくて、
もうすぐ春だ!と感じますね
大阪城の梅林も今きっと見頃ですね
春になったら
花の種を、ベランダの鉢に蒔かなきゃ!😃
とワクワク嬉しくなってます
冬の間は、家の中で
シクラメンなどを置いていましたが、
それもとても楽しかったです
特に最近、花が終わりそうになると、
枯れた花をとったり、葉組みをしたり、
手をかけることが多くなって
花の前に長い間座り込んでいます
この団地は、ペット可なので、
皆さん犬や猫を飼っているのですが、
私はどうも、ちょっと責任が重すぎて、
飼うのは怖い気がします
その分、楽しいこともたくさん
あるのでしょうけど
花くらいがちょうどいいか、と
思っているのですが、
それでもいろいろと手がかかるものです
去年初めて育てた朝顔が
すごく面白く楽しかった
手がかかる、ということが楽しいのですね
花も生き物だなぁと
最近つくづく思うようになりました