これも図書館に予約後、1年近く

待った本です。


漫画、「ぼくの地球を守って」を7巻まで、

読んだところで、なかなかそこから脱出は

できない😅と思ったけど、

休日の今日、朝から読み始めると、

一気にこちらに引きずられて、

結局、読み終わってしまいました。


「ぼくの地球を守って」は、SF漫画なので、

異次元の夢の世界にいるような感じ

なのですが、

この「黄色い家」は、一気に現実!

何だか息苦しくなるほどの現実感でした。


主人公の花は、

まだ10代なのですが、完全に

花に同化してしまいました😂


お金💰

母子家庭で、いい加減な母親に

振り回されて、貧困の中で、

育ってきた花にとって、お金は、

ただひとつ信頼できて、何よりも大事なもの。


それを奪われた時の絶望感も、

痛いほどよく分かるし、

お金のために、犯罪にまで走ってしまうのも、

花の境遇を考えると、仕方ないような気さえ

するのです。

私も、どうしてもお金に

支配されるような時を

何度かは経験してきたもの🥲


小さい頃から、

母親からは、ネグレクト状態。

唯一、母の友達だという、黄美子だけが、

花を救ってくれた。

母が帰ってこなかった夏休みの1ヶ月を

一緒に過ごしてくれて、

いなくなる時には、

冷蔵庫に食べ物を詰め込んでいってくれた。


17歳の時、

高校を卒業したら家を出たいと思い、

そのために、

バイトで必死に貯めたお金を、

母親の男に持ち逃げされた花は、


黄美子だけを頼りに、

母親を捨てて、高校も中退し、

黄美子とスナックを始める。


ただ黄美子との生活を守りたい、

そう思って花は、お金を稼いで貯めることに

懸命になるのだけど、

いつか、お金を稼ぐこと、

それだけが目的になってしまって、

能力のない黄美子を軽んじるように

なってしまう。


お金さえあれば、何でもできる。

お金さえあれば幸せになれる。

それだけを信じている花。


スナックが、火事で焼けてしまうと、

その再建のために、

黄美子には内緒で、カード犯罪にまで、

手を染めてしまって、


だけど、

その犯罪が、暴かれそうになった時、

鬱状態になった花は、

他の仲間に言われるまま、

黄美子に罪を被せて、

置き去りにして逃げた。



冷蔵庫に食べ物をいっぱいに詰めていって

くれた黄美子。

「わたしが分かるのは、お腹が減ってるとか

泣いてる、とかだよ。そんなことなら、

どうしたらいいか分かる」という黄美子。


本当は、お金なんかより、

そんな人が、いちばん大事だったのに。


切なくて切なくて、

ちょっとやりきれないような

気持ちになる程、入り込んでしまいました。


20年後、 

ネットニュースで黄美子の名前を見つけ、

やっと再会できた花。

ずっと底辺を生き続けてきて、

たぶんこれからも、そうだろうけど、

ちょっと暖かい日だまりにいるような

そんな終わり方で、

ほっとしました。






「ぼくの地球を守って」 日渡早紀


転生のお話しです。

前世の記憶を持つ7人の少年少女のお話し。

前世は、異星人!なのです😑


なんと!

月の基地で、地球の研究をする

科学者たち7人だったのです!

ところが母星が消滅してしまい、

帰るところを失い、そして、

感染症で次々と亡くなり、

何故か!

地球の日本に!7人とも!転生🤪


でもこの間観た映画の

「月の満ち欠け」も転生のお話しだったけど、

やはり心の残った近くに転生する、という

お話しだったから、

7人とも近くに転生してもおかしくはないかも😅


こんな説明では、

チャチな少女漫画みたいだけど、

どーしてどーして😎

初めて読んだ40歳のおばさんの時から、

今でも、読み始めると、

その壮大な、ストーリーに

どっぷり浸かり込んでしまいます🤭


今度ちょっと検索してみると、

「ぼく地球(たま)」という

ファンクラブ?のようなものがあるらしく、

そこにコンタクトをとってみようか?

と考えるほど、この漫画については、

語りたいのですが、

語れば語るほど、価値を落としてしまい

そうなので残念ながらやめておきます。


もし、何とか現実逃避したい!と

思うような時は、

是非、この漫画を読むことをおすすめします。

12巻、

読んでいる何時間か、何日か、は、

ずっと、

「ここはどこ?私は誰?」

状態になります!