久しぶりに、読み終わるのが
もったいないというような気分を
味わいました。

宇佐美まことさんは、
初めて読む作家さんです。


益恵86歳
アイ80歳
富士子77歳

認知症になり、もうすぐ施設に入ることに
なった益恵。
日ごとに記憶は失われていくけど、
最近しきりに口にする
「カヨちゃん」という名前。
再婚した夫も、
20年来の友達のアイも富士子も
誰なのか?は分からない。

夫にも友達にも語らなかった過去。
その秘密を知るために、
3人は、益恵が、かつて暮らした土地を
巡る旅に出ることになる。

年をとることは、辛いことだ、と
いうのは、時々実感として感じるように
なってきましたが、
だけど、まだまだ60代なんて
序の口なんだなぁ、と思います😅

アイにしても、富士子にしても、
80歳、77歳になり、
それぞれ隠してはいるけれど、
年をとったからこその
重い辛い現実を抱えながら、
それでもこれが最後の旅になる、という
思いで、益恵の過去を辿る旅に出る決意を
します。

やがてわかってくる益恵の
「カヨちゃん」との過去は、
戦後の満州で、家族を亡くし、
孤児となった10歳の少女
益恵とカヨが、
ふたりで命をかけて、日本に帰るまでの
記憶としてでてくるのだけれど、

その凄惨さは、読んでいても、苦しくなる
ほどで、戦争の悲劇は、
戦争が終わってからも、こんなところに、
これほどの悲劇があったのか!と
改めて思い知るようでした。

そんな思いで、
ふたりで日本に帰ったのに、
その後何故、全く音信不通になったのか?

そのふたりの秘密は、
やっと再会できた、カヨちゃん、から
語られるのだけれど…。

年をとることは、
やはりとても辛いことではあるけど、
だけど、そうして、それまでを
生き抜いてきたからこそ、
できること、見えるもの、が
あるのだろうとも思えました。

生き生きて八十路の旅や風光る

心深く沁みるような
とても良いお話しでした。
紹介ありがとうございました。


「モース」について❤️
この間は、ちょっとフェイントだったんだけど😜
最終章、観ました!
ファンの方もブログに書かれていましたが、
淋しいですね🥹
あんなにヤンチャで生意気で、
女の子取っ替え引っ替えして🤣
お酒に溺れたり、問題満載だったけれど😂
だけど、可愛かった!
17話くらいで
ジョアンが、家出して不安定な時、
モースが、
「Marry me!」と思わず、
言ってしまう場面がありましたね?
あの時のモースの可愛さ!
思い出して切なくなりました🥹
さよならモース😂
またいつか再放送観ます👍


さて、味覚は、やっと戻りました✌️
早速同僚たちとカラオケで大騒ぎして
長引いた夏風邪、
抜き切ってきました😜