前回の直木賞、

「しろがねの葉」の作家さん。

図書館で、何となく手に取った本ですが、

かなり私好みの内容の本でした🤪


主人公は、

小学生の頃、

親の仕事の都合で、異国の

大きな庭や果樹園や畑のある家で育ち、

日本に帰ってからも、

その広大な庭が忘れられず

人工の街に馴染めずにいる。


植物だけを偏愛し、

生身の女性とは深い関係を築くことが

出来ないのだけれど、

でもキチンと編集者として仕事は

しているのだし、

人付き合いもそれなりにしているし、

異端者だとは私は思えないけど🤔


むしろ、彼の、

花と緑だけのための

部屋の様子や

その中での彼の過ごし方や、

植物園や公園や、

それこそ道端の花や緑にまでの

彼の執着の仕方は、

私にはとても魅力的に感じます。


私は「オタク」って言われるような人

大好きです。

何か熱中するものがあるって

とてもステキだと思って。

まぁ彼の場合は、

オタクというより、ちょっとパラノイヤ的で

呼吸をするために

植物を必要としている

というような感じです。


彼は、

自分の家も、

花と緑とベットだけの部屋を作り、

帰ると、別の部屋で着替え、

シャワーを浴び、歯磨きもし、

その部屋には、

外の雑菌や匂いも持ち込まない、という

徹底ぶりで、

自分と植物の城を作って

その中で過ごすことが

最上の幸せと思っているのだけど…。


だけど彼と拘りのある女性たちが、

次々と彼の近くからいなくなっていく。

別に遠ざけたいとは思ってない。

放っておいて欲しい、とは思っているけど。

自分の態度や言葉が悪かったのか?


ラストシーンになると、

彼は、むしろ彼女たちを追いかけている

ような心情が書かれていて、

なんとなく私をガッカリさせる🥲


やっぱり人って、

誰かと繋がりたい、心通いあいたい、

どうしてもそう思うでしょうか?

彼のような人でも?

何となく最後に普通の人っぽくなって

残念🤣

どこまでも植物だけを偏愛する人で

あって欲しかったな、と

私の勝手な好みですけど😅



何日か前に、新聞のコラムに

千早さんが、直木賞をもらった時のことを

書いていました。

いろいろ違和感を持つことが、あったけど、

何と言っても、

公表をしていない出身高校に、

祝直木賞、の垂れ幕が、了解もなく垂らされた!

と。  

怒ってはないけど、と書いてあったけど、

怒ってるな、と😨


ちょっと慌てて、この間私がブログに

高校の先輩と後輩だと書いてしまった

作家さんと監督さんのWikipediaを確認。

公表してらしたので、ほっとしたけど💦

まぁ私がブログに書くことなんて、

別に何も影響がある事はないだろうけど😛

以前子供から、

SNSの問題は、若い人より、むしろ

シニア世代の方が問題がある事が多いから

気をつけて、と言われた事があり、

確かにそうかも、と思ったことが

あるのを思い出しました😱

人様に迷惑かけないようにしないと🤨



ハリスおばさんを読んでから、

また花を育てたい!と思うようになっていた

のですが、以前、大規模修繕工事の時、

ベランダのものを全部処分した事があり、

躊躇していたのですが、

この本を読んで、ついに片付けていた植木鉢を

出してきて、ネットで花の土を書いました!

花は、この本に出てきて、検索してみると

とても面白い、時計草、という花の種を

注文してみました。

楽しみです✌️