図書館に予約して、
もう1年半くらいかな?
やっと届きました。
引きこもり、という言葉は、
いつからあったでしょうか?
私が、学生の頃は、
ただの学生の間だけの
登校拒否、という言葉で、
認識されていたと思います。
その後、鮮明に覚えているのは、
その登校拒否の後、家庭内暴力を
振るうようになった息子を、
父親が、思いあまり、殺してしまった、
埼玉県の話しです。
父親は、たしか高校教師でした。
その殺された子供は、
私とあまり歳は変わらない世代でした。
私が子供を育てている頃は、
もう既に、引きこもり、という言葉は
ありました。
そして周りにもたくさん、
そういう子供を見ています。
大抵、どうしてそんなことになったのか
わからないような普通の
きちんとした良識のある家庭の子供たちでした。
そして、最近では、
この本にも出てきますが、
官僚を勤めていた70代の男性の
引きこもりの息子を、
殺してしまった事件。
世間では、
この父親の方に同情する声の方が
多かったと思います。
「小説8050」
そういう、いろんな事件を思い出しつつ読んだ、
引きこもり、がテーマのこの本は、
最初から少し以外な展開でした。
まず、父親が主人公であることも
以外でした。
こういう問題の場合、
父親の方は、
積極的に動くことはまずなくて
全て母親のせいにして、
母親に対応を任せ、
自分は仕事に逃げている、という構図が多く、
引きこもりがテーマの本なら
やはり母親と子供が主体なのだろうと
思っていたのです。
確かにこの主人公も、
7年の間、引きこもった息子からは
目をそらし続け、
「母親の育て方が悪かったんだ」
などと、よくそういう場合の父親が言う
ふざけた戯言も言っていますが
ただこの本は、
その父親が初めて、真剣に
その息子に向き合った時から
が書かれているので
引きこもり、がテーマにしては、
陰気な暗さはありません。
暴れる息子には、
近所の目ももう憚らず、
警察を呼ぶし、
息子が、自分をいじめた相手に
復讐がしたい、と言えば、
裁判をしよう!と決意する。
息子を何とか立ち直らせたい、
そのためには、
もう、なりふり構わず、なんだな
何もかも、投げ出して、
真剣に、向き合っているんだな、と
わかります。
父親が、ここまで、必死になって、
自分のために戦ってくれたなら、
子供に響かないわけがない!と
思いたいのですが…。
林真理子さんは、
「我らがパラダイス」の
親の介護の問題でも、そうでしたが、
今、100万人もいるといわれる
「引きこもり」
という大きな問題も、
どこか明るく、ちょっと滑稽に
書かれている部分もあり、
何となく肩すかしのような、
救われるような、です。
さて、
今回のワールドカップは
終わってしまいました🥲
ブラジルと戦いたかったな
4年後、( 予選はもっと早く始まりますが)
次回にまたワクワクと楽しめる自分で
いられるように、願っています。
この冬、初めて、おでんを作りました。
すじ肉が好きなのですが、
怒りを覚えるほど高い💢
仕方なく手羽先を使いました。
ひとりで食べるので、
残念ながら、何種類ものたねは、
使えません。
それでも、3日はありますね
おでんにも
ちょっとオイスターソースを入れると
コクが出る?気がします。
おでんの写真は撮るのを忘れましたが、
今日の月が、やたら赤いなぁと思って
写真撮りました。
青い光はなんだろ?
下の青は、教会の十字架ですが。
何かが反射したのかな?