随分前に一度読んだことのある本。

これは、「天使の卵」の続編だ、ということもわかっているけど、図書館では、まだ見つけたことがなくて…。読んではないのですが、だいたいの輪郭は、

すぐ捕まえられます。

村上龍さんの感想で、

驚くほど凡庸な恋愛小説、という表現があったらしいですが、確かにそうかもしれないけど、それだけに、その恋が、とてもピュアなものに思えるのでは?

とも思います。


以前読んだ時は、切ない恋愛の部分ばかりが、胸に残りましたが、今回は、主人公慎一の、おばあちゃんの亡くなり方が、最初に胸にこたえました。

去年亡くなった私の母も、このおばあちゃんと同じで、心筋梗塞で、ひとりで亡くなりました。

このおばあちゃんより、なお悪いことに、亡くなってから、発見されるまで、丸2日ひとりでいました。

検死したお医者さんが言った言葉も同じで、

ほとんど苦しんでいませんよ。ほぼ即死です。

と、このおばあちゃんの先生と同じように言われました。

周りの皆さんが、本当にピンピンコロリの典型で、

いい死に方だ、と、どれだけ慰めて下さっても

寿命だったんだから、充分な歳だったんだから、

と言われても、

せめて救急車が呼べていたら、とか、早く異常に気づくべきだったのになどと、今でもまだ後悔が、いろいろと湧き上がってきます。

「誰に何を言われても消えない後悔なら、自分で一生抱えていくしかないのよ」と、

最後におばあちゃんと喧嘩をして、それきりになったことを後悔する慎一に、

慎一が恋をする夏姫から言われますが、

今回は、この言葉が強く胸に残りました。

人の死、それきりその人に何も伝えることができなくなるということが、後に残る人たちに、いろんな後悔を抱えさせるのでしょう。

それでも、

おばあちゃんや、姉や、恋人を亡くした登場人物たちが、その後悔の苦しみや悲しみばかりに囚われていてはいけないんだ、と、気づいていき、強くなって

立ち直っていく様子が、明るい読後感で残りました。


また今日の休みに、作った、作り置きです。

前回の炊き込みご飯は、まぁ良かったのですが、

肉じゃがは、3日目には、つくづく飽きました🤣

その前から、ひじき煮とか切り干し大根とか、

和風の地味なお菜が続いたので余計ですね。

とは言え、それほど変わったものを食べたい訳ではなく、もう半年以上野菜室の中にあった、もち米を使おうと、お赤飯を作りました。

煮た小豆の缶詰というのを初めて使いました。

安いし、簡単だし、これはとても便利ですね。

これも、3食分冷凍しました。

カレーを作ろうか、と思っていたのですが、赤飯を炊いてしまったので、シチューにしました。

お料理の本やテレビなど、見るのはとても好きですが、自分では全く変わったことはしません。

カレーもシチューも市販のルーを使います。

今日は、シチューにしましたが、

明日は炊き込んだものの中にセロリとピーマンを足して、カレーにするかもしれません😜

炊き込んだものは、一食ずつ小分けにして、そのまま味はつけずタッパーに入れています。

調子にのって、作り置き料理のことを書いていますが、全く普通で参考にもならずすみません💦

今日は、小豆の缶詰が、私の中では

大発見でした✌️