中学生が主人公の宮部みゆきさんの本。

ちょっと現実離れした、

SF小説のような、お伽噺のようなお話し。


最近、何となく仕事のことで、モヤモヤと

しているもんで、ちょっと現実逃避したくて、

図書館で選んでみました。


先にちょっとだけ愚痴。

仕事先では、最近、次々と人が辞めていきます。

この半年ほど。

特にメインの厨房の中のスタッフです。

私は今、そこから外れて、

レジと売店のスタッフとして働いていますが、

以前は、厨房のスタッフでした。

人手不足で、何とかちょっとでも、厨房に

入ってほしいと何度も頼まれて、

仕方なく週に1、2回入っています。

厨房とレジでは、制服も違うし、仕事内容も、

当然全然違います。

何より自分の意識の切り替えが、

とても大変で複雑です。

レジでは、自分はもう脇役なんだから、と

淡々と静かにすることだけをして、

仕事が終わればすぐ頭を切り替えて、

本を読んだり、映画を観たり、自分の楽しいことに集中できたのです。が、

厨房の中に入ると、やはり昔のメインスタッフだった頃の意識が戻ってきますし、つい、いらない口出しもしそうになったり…。

そこをグッと抑えて、ただ働く、というのは、

変に疲れます。

去年、店長が変わって、厨房の雰囲気は、

かなり悪くなっていて、そのせいで、辞めていくんだろう、というのは分かっていたのですが、

実際、中に入ってみると、確かにこれは、

やりにくいわ、というのが実感です。

レジ、売店、喫茶などの部署は、

店長の管轄ではなく、部長管轄なので、

あまり感じてなくて、みんなの愚痴だけを、

チラチラ聞いているだけだったので、実感として

初めて分かったところです。

とはいえ、私はあくまで手伝いで、あくまで脇役なのですから、いらない口出しはすべきではないです😱

そういうモヤモヤが、いつも残っていて、

なかなか、本や映画に集中できなくなって💦


いらない愚痴を長々と書いてしまいました。

そういうことで、

ちょっと現実離れした宮部みゆきさんの本を、

と✌️

現実離れはしていますが、面白かったです。

ですが、「今」のお話しは、

とてもシリアスな重い問題のお話しでした。

子供へのネグレクト、DV。

中学生のスクールカースト。いじめ。

その中で、必死に耐えて生きている女子中学生と、

偶然知り合った同級生の男子。

ふたりの、とんでもない冒険。

そこで出会うもうひとりの大人と、

3人で経験する不思議な世界。

最後は、いったいどうなるのか?と、ハラハラ、

息を詰めて読んでいきました。

こんなとんでもない不思議な現実離れしたお話しなのに、やはり最後は、

この現実をしっかり受け止めて生きていこう、

という明るい決意に満ちた素敵なお話しでした。


そして私も

来週1週間は、また連勤の6日間です。

どこに自分の気持ちを置くか?

それがなかなか安定しなくて、

それがしんどい原因なのですが、

まぁ、今、目の前の仕事をやるだけですね。

この本のように、現実をしっかり受け止めて✌️