実家の本棚で見つけた本です。

この本のあとがき。

「小説を本にするという話しがあったとき、装幀を、やらせて欲しいとたのんでみた。もし本にできるならリリーの顔で表紙を飾ろうと思ってたんだ。この写真をおぼえているかい。最初にあった時、撮ったやつだよ。リリー、今どこにいるんだ?この本をもし買ったんなら連絡してくれ。こんな小説を書いたからって、俺が変わっちゃってるだろうと思わないでくれ。俺はあの頃と変わってないから。 リュウ」


この本が、芥川賞を受賞した時、

私はまだ学生でしたが、

いちばん、芥川賞に興味があった頃で、

しかも、村上龍という人は、まだ24歳で、

私とあまり違わないように見えて、

なんだか嫉妬心のようなものもあって😂

すぐ買った本です。

内容は、全く理解できず、

ただ気持ち悪く、

なんだこれ😱という感じ。

そして、読み終わって、

この、あとがき、

これだけで、この本を好きになりました。

やっぱり村上龍さんって、

私とあまり変わらない人だ、と思えて😅


ずっと後、

「55歳からのハローライフ」

という村上さんの本を読んで

とても面白く、共感して、

あの「限りなく透明に近いブルー」の

村上龍だよねー⁉︎

こんな本書く人になったんだねー🥲

などと何だか感慨深く、

村上龍さんに

お互い大人になりましたね、

と非常に生意気にも、

言いたくなりました💦


実家は、

蛍が、やはり素晴らしかったです。

去年、母の葬式の後、見た時、

あまりに幻想的で、

もしかして母が?と、穿って考えたり

しましたが、

今年も十分幻想的でした❣️