今日は(F)です。


日も暮れかかったある夏の夜、私と(s)が台所で話をしていると、


ちょっと離れた所でブレーキ音がしたかと思うと、家の前の水路の所で


ドシャッと変な音がしました。直感で事故だと思った私は「誰か事故ったな」


と言うと(S)が「まさか」といいました。


網戸の外に向けて「大丈夫か?」と声をかけると、「大丈夫ですが、バイク


を引き上げるのを手伝ってください」との事。


外に出てみると、家の前の水路にバイクが落ちていました。


幸い怪我も無く、引き上げたバイクも故障もなかったので、少年は無事に


帰って行きました。


家の前は田舎道、すぐ横をバイパスが通っているのでそっちを走れば


こんなことにならなかっただろうと思った夏の一夜でした。  (END)