☆食欲廃絶が続いています | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

ハチの状態ですが、おそらくはオンコビンが効いていてくれて呼吸は特に問題が無いようです。
血液検査は10日後の土曜日に、結果は白血球などは相変わらずかなり高いのですが腎臓数値は横ばい。
食べていないので心配していた肝臓の数値も特に問題無しでした。
でも体重が土曜日の時点で2.9㎏で1日に25gは減っている計算。
リンパ腫が抑えられても衰弱で死んでしまっては本末転倒。。
なんとかこれ以上の体重減少は食い止めたいです。

ad缶の強制給餌をしていますが二口食べたらもう飲み込まなくなるので全然追いついていません。
腎不全用のキドナを少し前に買っていたのですが、糖分が多いようだったので使っていなかったのを今朝から使い出しました。

カロリーアップのために先週からMCTパウダーをadに混ぜていたところ、今朝改めてキドナの成分を見るとこちらにも脂肪分の3割は中鎖脂肪酸が含まれているとのこと。
キドナに更にMCTパウダーを加えて、たんぱく質はもう少し多くしたいのでコラーゲンもプラスして使ってみることに。

MCTパウダーは中鎖脂肪酸の粉末状のものです。
中鎖脂肪酸を使うとケトン体が多く出て腫瘍の縮小にも良く、脂肪分の割合を減らせるとのこと。(下記参照)

今は取り合えず3㎏台に復活させることと、自分から食べるようになることが目標です。
体重と食欲が戻れば、効果があるうちはオンコビンのみ使っていこうと思います。

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「漢方がん治療」を考える より一部抜粋

296)糖と脂肪とがん(その3):がんとケトン体
http://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/ca7d889829f72c84822ffd3a942325de
しかし実際は、インスリンの働きが正常である限りケトン体は極めて安全なエネルギー源です。肝細胞と赤血球(ミトコンドリアが無い)を除く全ての細胞で利用でき、日常的に産生されているからです。
糖質を普通に摂っている人での血中ケトン体(アセト酢酸とβヒドロキシ酪酸の合計)の基準値は26~122μmol/lです。絶食すると数日で血中ケトン体は基準値の30~40倍もの高値になりますが、インスリンの作用が保たれている限り安全です。一時的に酸性血症(アシドーシス)になることもありますが、血液の緩衝作用によって正常な状態に戻ります。
つまり、ケトン体の上昇が怖いのは、インスリンの作用不足がある糖尿病の場合で、糖尿病性ケトアシソーシスはインスリン作用の欠乏を前提とした病態です。断食や糖質制限に伴うケトン体産生の亢進の場合は生理的であり、インスリン作用が正常であれば何の問題もないと言えます。

【ケトン体はがん細胞の増殖を抑える】
食事の糖質を制限して血糖とインスリンの追加分泌を低下させれば、がん細胞の増殖を抑えることができます。ケトン体を増やせば、さらに抗がん作用が強化される可能性があります。がん細胞はケトン体をエネルギー源として利用できないためと、ケトン体自体に抗がん作用があるからです。
がん細胞ではケトン体をエネルギーとして使うための酵素の活性が低下している特徴があります。したがって、糖質を極端に制限しケトン体が増えるような食事をすれば、グルコースが枯渇してがん細胞は弱り、正常細胞はケトン体を利用して活動を続けることができます。
また、ケトン体のβヒドロキシ酪酸にはそれ自体に抗がん作用があることが報告されています。培養がん細胞を使った実験で、培養液にβヒドロキシ酪酸を添加すると用量依存的にがん細胞の増殖が抑制されることが報告されています。ケトン体ががん細胞のグルコースの取り込みと代謝を阻害するためだと考えられています。
がん細胞はグルコースの取込みと消費が亢進し、エネルギー産生のほとんどをグルコースに依存しています。一方、がん細胞はケトン体はエネルギー源として利用できず、さらにケトン体自体にがん細胞の増殖を阻害する作用があります。したがって、血中のグルコースを減らし、ケトン体を増やすことはがん細胞だけを兵糧攻めにできることになります。(下図)

前述のように、グルコースが十分に供給されていると、脂肪酸の分解でアセチルCoAが増えてもTCA回路で代謝されるので、ケトン体は増えません。ケトン体を増やすには絶食か小児のてんかんの治療に使われているケトン食を行う必要があります。絶食では、体力低下や栄養障害を起こして、がん治療の目的には限界があります。一方、ケトン食は、極端な糖質制限と高脂肪食で、ケトン体の産生を増やす食事です。絶食をしないで絶食と同じ効果を発揮する食事療法として知られています。小児のてんかんの治療に使われる古典的なケトン食は蛋白質を体重1kg当たり1g、脂肪:糖質+蛋白質の比率を3:1~4:1、つまり食事の75~80%を脂肪にするという極端な高脂肪食です。

肝臓ですぐに分解される中鎖脂肪酸を利用すると、脂肪の割合を60%程度に減らし、糖質を1日40~60g程度摂取しても、ケトン体を大量に産生することができます。
脂肪酸として中鎖脂肪酸の他に、がん予防効果があるω3不飽和脂肪酸(DHAやEPA)を多く使い、タンパク源としてはがんを促進する赤身の肉(牛肉など)は控え、大豆製食品(豆腐や納豆)や魚や卵や鶏肉などを利用すれば、抗腫瘍効果が高まることが報告されています。また、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富で糖質の少ないキノコやモズクやおからを食材に使用することも有用です。脂肪をグリセロールと脂肪酸に分解する消化酵素のリパーゼの製剤を脂肪の多い食事の後に服用すると、さらに脂肪酸の代謝を促進します。中鎖脂肪酸はカルニチンがなくても肝細胞のミトコンドリアに取り込まれますが、長鎖脂肪酸はカルニチンが必要です。サプリメントでカルニチンを摂取することも有用です。

・・・以上のような体内のケトン体産生をわざと増やすような食事療法を行うと、最初の1週間くらいは、脂肪が多いと食後に腹痛がきたり、便秘になったり、倦怠感が出てきます。しかし、食物繊維を多く摂取し消化酵素を利用すると、そのような不快な症状はほとんど経験しなくなります。


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森乳サンワールド 猫用 チューブダイエット キドナ 20g×20の詳細説明

高栄養、易消化のバランスフードを必要とする腎機能の低下した猫に適しています。
【特長】
●必須アミノ酸食事療法理論を応用し、特に腎疾患の猫に最適な栄養組成となっております。
●代謝エネルギーが495kcal/100gとハイカロリーです。
●たんぱく質を制限しています。
●たんぱく質中の必須アミノ酸含有量は68.5%以上でバランスもすぐれています。
●消化態の原材料を使用しており易消化性です。
たんぱく質原料として消化態ミルクカゼインを使用しています。
脂肪原料として中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)を脂肪含量の30%使用しています。
炭水化物原料としてデキストリンを使用しています。
●16%濃度に溶解した場合、pH6.7、浸透圧が350Osm/lで体液とほぼ等張となり、下痢も起こりにくくなります。
●AAFCO、NRCの最新の基準に基づきビタミン・ミネラルを添加してありますが、カルシウム、リン、ナトリウム、塩素等を調整し、低塩としてあります。
●タウリン、オメガ脂肪酸(n-6:n-3=10:1)を配合しました。
●ヌクレオチド(核酸)を配合しました。
●嗜好性と溶解性がさらに良くなりました。

薬事法の関係上、医薬品以外の商品には効能・効果を標榜できかねます。予めご了承お願い致します。
森乳サンワールド 猫用 チューブダイエット キドナ 20g×20の特徴

■内容量:20g×20個
■原産国:日本
森乳サンワールド 猫用 チューブダイエット キドナ 20g×20の素材・材質・成分

■素材:中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)含有調整脂肪、デキストリン、乳製品、消化態乳たん白質、必須アミノ酸類、卵黄粉末、ビタミン類、ミネラル類、タウリン、ヌクレオチド
■成分:"粗たん白質32.0%以上、粗脂肪 25.0%以上、粗灰分 4.5%以下、水分 3.0%以下、リノール酸 1.0%、α-リノレン酸 0.1%、アラキドン酸 0.02%、カルシウム0.65%、リン 0.43%、カリウム 0.31%、ナトリウム 0.24%、マグネシウム 0.02%、ビタミンA 5,000IU/kg 、ビタミンD 500IU/kg、ビタミンE 50IU/kg、ビタミンB1 5.0mg/kg、パントテン酸10mg/kg、ナイアシン 60mg/kg、タウリン 0.20%、ヌクレオチド 100mg/kg
■代謝エネルギー:495kcal/100g"
■メーカー:森乳サンワールド