☆抗ウィルス(ヘルペス)薬 | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

昨日書いたお薬は、人間のヘルペス用のファンビル(ファムシクロビル)です。

2匹とも鼻水の検査はしていないのですが、服用してからはっきりと回復してきたので(混合感染の可能性は有りますが)ヘルペスには感染していたのかと思います。


今日はハチも食欲が結構出てきています。

でも鼻と肉球の色が微妙に白いような、、発熱で免疫が弱って白血病ウィルスが骨髄に悪さを始めたのでは・・・とそれが一番心配です。

途中で一度だけステロイドを打ったのですが、それが何か悪い影響にならないか打ったことを後悔してます。


一週間ほど栄養状態が悪かったから、それで血流が悪い&貧血気味などで鼻や肉球が白いなら良いのですが。

お薬を夕方にもらいに行くので、今回のことで骨髄に影響が出た場合にどれくらい後に検査をしたら分かるか聞いてきます。


ところで、検索していて抗ウィルス作用があるものがうちの台所にあったことをさっき知りましたしょぼん

発熱してすぐに使っていたらもっと回復が早かったんだろうか。。


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http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Lucky/4641/kansen.htm

■猫ヘルペスウイルス1型に実験的に感染させた猫におけるファムシクロビル経口投与の評価
Evaluation of orally administered famciclovir in cats experimentally infected with feline herpesvirus type-1.
Am J Vet Res. January 2011;72(1):85-95.
Sara M Thomasy; Christine C Lim; Christopher M Reilly; Philip H Kass; Michael R Lappin; David J Maggs

目的:猫ヘルペスウイルス1型(FHV-1)に起因する疾患を実験的に誘発した猫の治療で、ファムシクロビル経口投与の評価を行う

動物:ワクチン未接種の特定病原フリー猫16頭

方法:猫に21日間ファムシクロビル(90mg/kg;n=10)あるいは同量のラクトース(400mg;n=6)を1日3回経口投与した。0日目、猫にFHV-1を接種し、最初の投薬を行った。疾患スコア;体重;尿検査、血清性化学検査、CBCの結果;組織学的結膜炎スコア;ヘルペスのDNA排出;杯細胞密度;抗FHV-1抗体濃度;血漿ペンシクロビル濃度を測定した。

結果:接種後4-18日目、ファムシクロビル投与猫の疾患スコアはラクトース投与猫よりも低かった。接種後最初の7日間はラクトース投与猫の体重が減少したが、ファムシクロビル投与猫の体重は研究期間終始増加した。体重の比率変化は、7-14日目でラクトース投与猫よりもファムシクロビル投与猫のほうが大きかった。ラクトース投与猫と比較して、ファムシクロビル投与猫の血清グロブリン濃度は3日目から9日目まで低く、結膜炎組織学的スコアは14日目で低く、ヘルペスのDNA排出は研究期間中頻度がより少なく、杯細胞密度は21日目により大きく、研究終了時の循環抗FHV-1抗体濃度はより低かった。おおよそピーク時の血漿ペンシクロビル濃度は2.0μg/mlだった。

結論と臨床関連:実験的にFHV-1に感染させた猫におけるファムシクロビル投与は、全身、眼、臨床病理、ウイルス、組織学的変動値の結果を改善した。補助的な局所ムチン模倣薬および抗菌剤投与も必要と思われる。(Sato訳)