★高邑議員のブログより | きじとら☆茶とら+はちわれ

きじとら☆茶とら+はちわれ

うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

長くなるので分けました。


高邑議員メールアドレス

Email:info@takamura-five.com

城島光力議員

http://www.jojima.net/message.htm



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

決断、救われる命~寧ろ、これから

2011年05月11日

http://www.takamura-tsutomu.com/

CIMG2983

CIMG2977
(原発被害補償検討WTで発言)
CIMG3035
(農林水産部門会議でも発言)

「やっと出たぞぉ~~」
城島政調会長代理からお電話を頂きました。4月末から、これだけでもなんとか救えないものか、と取り組んできた案件が、ようやく総理の決済にたどり着きました。城島さんや同僚の玉木議員、視察に参加してくれたすべての議員の皆さんのあらゆるサポートのおかげで、既に関係各署との調整は済んでいました。そしてようやく、トップの判断を仰ぐに至りました。

思い返せば、時には、城島さんが「ふざけるな!」と席を立って抗議をされる場面もありました。党幹部の視察さえも、そこだけカットせざるを得ない状況に追い込まれる寸前でした。事実上、役所と県とが権限のなすりつけ合いをし、誰も責任を取らないまま、政府側も原理原則にたって例外を認めない、という姿勢を崩そうとはしませんでした。しかし、城島さんが先頭に立って、がんばってくださいました。嬉しくて、泣けてきました。玉木議員ともども、お礼を申し上げました。


「みんなが一生懸命やっているのを見て、それでも政府が動かないから、久しぶりに声を荒げてしまったよ」とおっしゃっておられましたが、ここ一番で踏みとどまって闘ってくれたリーダーが居てくれたことを、本当に頼もしく思います。一緒に仕事をすることが出来たことを、誇りに思います。

この案件は、農家の方や市の職員さん達とともに最後まで見届けたいと思います。
そして、まだ終わってはいません。他の地域にも、まだまだ不条理が存在しています。救える命が、助けを待っています。農家の皆さんが諦めない限り、「むしろ、これから」なのです。

党の相次ぐ会合で、20㌔圏内の忘れ去られようとしている命について、問題提起と提案をさせて頂きました。同僚議員も、私の発言をサポートしてくれました。山田前大臣も、私の発言を引き取って、政府に対して具体的なアクションを求めて下さいました。これ以上、放っておくわけにはいきません。農水省の主体性も問われますが、なにより、政治の決断が求められています。早急な補償基準の明確化、仮払いの実施、所有者の意向確認、そのうえで安楽死など実行プログラムの策定、埋却する際放射線被ばく量調査と基準、伝染病予防の観点からの環境影響調査、放畜などにより活かす方法の検討などなど、あらゆる対応を急がねばなりません。


かねてから提案している、「奇跡の牧場」構想(サンクチュアリ・ファーム)について、篠原副大臣、田名部政務官ともかなり突っ込んだお話をさせて頂きました。残された命の価値について、学者の先生方も、様々な観点から声をあげ始めています。ここは、想像力をたくましくし、政治こそが、まさに「復興ビジョン」を描くべき局面だと思います。もっとも肝心なことは、被災自治体の思い、です。現に、南相馬の桜井市長は、そういう構想力をもっておられます。世界で唯一の町として、復興のメッカとして、動物たちを殺さずに活かしていきたい、とその夢を熱く語っておられるのです。

党としても、岡田幹事長から政府に直接提言をして頂くことになっています。今、その文案を「福島サポートチーム」で作成していますが、その第一文に、家畜問題を盛り込ませて頂きました。もう、時間がありません。明日も、動きます。
CIMG3034
(福島サポートチーム会合にて)

(11日夜 たかむら記す)




2011年05月10日

再び、同僚議員に呼びかけ~今後の行動は


CIMG2988

CIMG2999
(会の冒頭に、報告と提案を行う)

一期生の勉強会「国難を乗りこえる勉強会」で、先週に引き続き20㌔圏内の家畜問題についての報告と、今後の活動について提案を行わせて頂きました。
政治家として、政府に対して党からも国会の委員会からも迅速な対処を求め、働きかけていくことはもちろんですが、今求められているのは、現状を打破する行動力と突破力だと思います。実際に、馬に続いてある案件では、高い壁を乗り越え、ナローパスのように命を繋ぐことが出来ました。手をこまねいていてはならないのです。出来ることは、まだまだあるはず・・・。


そこで、問題意識を共有する同僚議員に、引き続き協力を求めさせて頂きました。具体的には、以下のように、有志の国会議員が手分けをして現場に出向き、家畜や農家の実情、要望をヒアリングし、政府・県に情報連携を行う、というアクションです。
とにかく、時間が残されていません。一時帰宅が遅くなる地域のペットについても、喫緊の対応が必要です。行動の時、です。

・・・・・・・・・・(以下、配布文書)


「警戒区域内家畜・動物」調査プロジェクト
           文責:衆議院議員 高邑 勉

福島第一原発から20㌔圏内には、牛3500頭、豚3万頭はじめ、多くの家畜が生息していた。4月22日の警戒区域設定以来立ち入りが禁止されたことから、福島県は牛1000頭、豚200頭が生存していると見ている(5/10佐藤畜産部長による回答)。

警戒区域内の経済動物としての家畜の扱いについては、概念的には被曝している、という前提で経済的には価値が無くなっているという理解。風評や消費者感情、放射線量が高い中での厳しい作業環境と作業量に鑑み、5/9に農水省と県の畜産部課長との会合が持たれ、所有者の同意を前提に「殺処分」を進めるプログラムを策定し実行することになった模様。県だけでは対応できないので、国としても支援措置を行うことになると思われる。

しかし、玉木議員も指摘しているとおり、実施主体を明確化せず、県や国が責任を押し付けあってきたことが事態の長期化を招いた。これ以上同じ過ちを犯さない為にも、国の責任において希望する農家の家畜には、最低限「安楽死」を施すべき。もしくは、例外規定の範囲内で生存を図るか、研究目的や将来の復興段階で観光用途(「サンクチュアリ・ファーム」「メモリアル・ファーム」)での生存の可能性を模索するきっかけを与えたい。

その為にも、いつ行われるともわからない国や県の調査を待つことなく、今も餌やりを続けるなどあきらめていない農家を直接訪れ、市町村長の理解を得ながら実態調査と、農家の意向確認を急ぐべきである。

○当面の計画
5月14日(土)~15日(日) 
某20㌔圏内市町村の農場(※2,3件と連絡済み)
・周辺農家を含めた実態把握、意向調査を行い、今後の個別対応を相談
・「補償」や県、自治体との連携のあり方を検証
・サンクチュアリファームについて実態を踏まえた意見聴取を行なう、など
・あわせて、個体の被曝や放射線量の計測、環境評価を独自に行う

○その他
その他の市町村についても、有志の担当議員を募り、ヒアリング・実態調査を行い、農水部門会議などを通じて農水省、官邸に情報をあげ、迅速な対応を引き出してはどうか?
南相馬市、浪江町、葛尾村は具体的に対応済み。
残る自治体(田村市、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町、川内村)についても、担当議員を決めて継続的なフォローアップを行ってはどうか?
                           以 上

とにかく、行動あるのみ!です。
(10日夜 たかむら記す)