飯館村「避難先無いのに避難しろは無理」
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110430-768578.html
国から22日に計画的避難区域に設定されてから、1週間。村民約6200人を避難させるプランに暗雲が漂ってきた。
最も住民を困惑させたのは、避難先が確保されていない現実だった。1次避難先として、福島市とその周辺でアパート、旅館、ホテル、公的施設が押さえられたが、全部で約2700人分。全村民の約4割にとどまった。乳幼児や園児、妊婦がいるなど、優先条件のない世帯は、避難先が不明のまま。
草野地区の住民は「2次避難先の仮設住宅はいつできるのか」「避難先がなければ、残っていてもいいのか」 などと厳しい口調で質問を連発。村の職員は「分かりません。今は返事できないので、本部に持ち帰ります」 と繰り返した。村からは3万円の見舞金が配布されたが、住民はそれを話題にもしなかった。
福島県の家賃援助についても、苦情が相次いだ。村民が自ら手続きし、民間賃貸住宅に入居する場合、家賃6万円以下の県内物件なら、県が5月から家賃を負担する方針。しかし、40代女性は「福島市内で散々探したけど、6万円以下なんてない。広さが2K以下がほとんどで、家族が多くて住めない」と訴えた。
耐震基準を満たし、比較的安価な物件は、南相馬市や浪江町など別の自治体が確保。飯舘村は国からの避難指示が遅かった分、物件探しに苦慮している。
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2011-04-26「愛する飯舘村を還せ!!村民決起集会 その3http://www.ustream.tv/recorded/14287418
(司会の男性)
実際の状況、避難したいと言う人たちがいても住宅が空かない、これは県が実が押さえていると言う情報もあります。
県が押さえてこっちにあけてくれないという裏の情報も回ってきたものですから、そこを呼びかけをしたいと思っています。
(集会後のインタビュー)
(住民の女性1)
6才のチビがいるんですけど、来月チビを守るために飯館から出ます、おばあちゃんには泣かれたんですけど旦那が説得して。家族全員で。
ただ村としては村長は企業を残したいばっかりに、人命を先に考えない、企業を残すことだけを考えているんですね。
そして挙句の果てに、自主避難しても構わないけれど、仮設が出来たら仮設に入ってくれ、コミュニティーをしたいから。
だた、その仮設に入らないのであれば仮設が出来た時点で補償は無くなるみたいなことを言ってるらしいんですよ。噂では。
そんなんでは子供を守るために、避難しても、こっちが何も出来なくなる、絶対仮設に入らなくてはいけないのであれば、チビが二十歳になるまでの補償、私達が年間稼いで来た保証、今までの分の給料とか収入とか全部補償していただけるんであったら、仮設に入っても良いと思っています。
ただそれを投げてまで、必ずしも補償が出るかといったら出ないし、それをちゃんとやっていただかないことには、村長には一番先に人命を考えて欲しい。噂では爆発した時に村長1人だけ残して村長の奥さんから孫からみんな避難したって言う噂も聞いてるし、そんなことをされて村民の命を守っていただけないんだったら私はもう支持しないって言ってますし、信用できないですから。
(インタビュアー)今までは評判の良い村長さんだったようですが
(住民の女性1)そうでしょうか(笑)外面ではね。
(女性2)それだけ築いたものは壊したくないんですよ。私も最初聞いたんですよ、村長さんと議員さんは来るのかって。(村長と議員は集会に来ていない)
議員さんはみんな村長さんのイエスマンだから。全然本心じゃないし。出なさい補償はしますって言ったけど結局何の補償も今のところないし、今日県に私も電話したんですけど、6万円以上の物件を借りた場合は補償の対象外と言われたし、自分で探した場合は対象外だって。
(女性1)今日宮城県の仙台市では、津波とかでうちを流された人、仮設が出来るまでいつまでも体育館にいられないって言う人は自分たちで個々にアパート借りて入っていますよね、そういう方たちも一応罹災証明があれば市で借り上げた住宅を仮設住宅と見なして、市で借り上げてくれると。
ただしやっぱり上限はありますが、その範囲内にはなりますがそういう風に宮城県はやってるんですよ。動いてるんですよ、みんなを守るために。村は何にもしてくれないです、国も、東電も。
皆は東電と国だけを一所懸命責めてますけど、一番先に何かあったときになぜ村の上の人たちが川俣の町長とか南相馬の市長とかみたいにもっと何で動いてくれなかったのか。
村長の家族はもう飯館にいないです、あの爆発した時点で。村長さんの家族も同じ様に仮設に入っていただけるのかなと、いただけるんだったら構わないけれど。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・なのに人命の事を考えないで自分の家族を一番先に逃して、村民のことを考えてない。今回も引越しを頼んだら引越し業者に全部断られた。私は頭にきたんで新聞社に言いました(8:51)
後略)
全部で18分ほどあります。