★(転載)被災動物の保護に関する要望 | きじとら☆茶とら+はちわれ

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うちの猫達と他所の猫達のことなどあれこれ書いてます。
※不妊治療は限定記事にしています。

岡本英子議員のブログより転載させて頂きます。


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2011-04-18

被災動物の保護に関する要望

テーマ:動物愛護議連

動物愛護議連として政府に被災動物の保護に関する要望書を提出しました。


以前にも書きましたが、現在、福島第一原発周辺の避難地区や計画的避難区域には、多数の牛・豚・鶏等の家畜がやむなく取り残された状態になっています。ぶーぶー
これらの牛などが公道をさまよったり、衰弱・餓死する状況が続いて
います。(>_<)


震災発生後これまで、議連の勉強会にお招きしたNPO法人地球生物会議ALIVEの野上ふさ子代表や神奈川県動物愛護協会の山田佐代子代表、後藤章浩事務局長、被災動物保護調査団の中野真樹子代表らとお会いしたり、資料を提供していただいて、現地の状況把握に努めてまいりました。メモ


野上代表らは、先週、鹿野道彦農林水産大臣や山田正彦農林水産委員長宛てに「福島原発避難地域の畜産動物に関する要望」を出されました。右矢印
これは、取り残されている家畜について、①実態把握、②給餌給水、
③避難、④譲渡仲介、⑤やむをえない場合の安楽死、⑥死亡した家畜の埋却、⑦家畜専従スタッフの派遣を要望するものです。


現地で活動を展開されているこうした団体をサポートするため、私たち動物愛護議連のメンバーも、実際に現地に入ったメンバー議員らを交えて対応策などを検討してきました。椅子


現在の悲惨な状況を見聞きするにつけ、行政の担当部局に諸々の活動を要請したいところですが、役所の担当者らは、動物専門だったり動物だけに掛かりっきりになれる状況にはありません。
つまり、単に要請しただけでは駄目なわけで、実際に実施に移されな
ければ、要請をしたところで、こちらの自己満足に終わってしまいます。ガックリ


そこで、内容を絞った要望書を、先週4月15日(金)に環境大臣宛てに、本日4月18日(月)に農水大臣宛てに、それぞれ、当議連会長松野頼久名で提出しました。グッド!

それぞれ、近藤昭一環境副大臣及び篠原孝農水副大臣が対応してくださいました。

少し長いですが、提出した要望書を引用しておきます。


『東日本大震災による被災動物の保護に関する要望』

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって、被災地の動物たちは悲惨な状況に置かれている。とりわけ、福島原発事故の避難指示区域においては、ペット及び家畜が1カ月以上放置されたままであり、餓死するものが続出しているとの報告が寄せられているところである。こうした被災地の状況は海外のメディアでも報道され、我が国の取り組みの遅れに対して国際的な非難が高まっている。動物愛護の観点からも看過し難く、政府として、被災した動物に関する下記の要望を、早急に実現するように求めるものである。

       記

1 被災したペットのためのシェルターを、福島、栃木、茨城等の近隣の県に設けること。
2 放置されている家畜について、保護すること。
3 2の家畜について所有者の同意の下、譲渡あるいは安楽死等の適切な処分を実施すること。


以上の要望書を提出してきました。足あと
もちろん、今後も、事態の推移に応じて、また、協力団体等の情報や要請に基づいて、適宜、当議連としても対応していきたいと思います。ウサギ