ネットで3月17日に水道放射線基準値が引き上げられたと言われています。
出典を見ても良く分からなかったのですが、東京都の資料を見るとやはり16日までは1ベクレル以下が基準値だったようです。
いきなり大人で300ベクレル(300倍)と乳幼児でも100倍でも大丈夫とは一体どういうこと?
アメリカの基準と比べたら3000倍と1000倍です。
暫定基準値だから、何年後か分かりませんが収束したらまたもとの1ベクトル以下に戻すのでしょうか。
乳幼児もですが妊婦さん、特に妊娠初期の妊婦さんが心配です。
水道水の放射能の測定結果について
平成23年3月17日 水道局
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3i200.htm
測定結果はいずれも、人が一生涯にわたって水道水を飲み続けても健康影響が生じないレベルを示しているWHO飲料水水質ガイドライン(第3版)の値注1を下回っています(解説を参照)。
(注1) WHO飲料水水質ガイドラインの値は、全α放射能では0.5Bq/リットル、全β放射能では1Bq/リットルです。
(注2) 金町浄水場における過去20年間の測定値は、0.0~0.5Bq/リットルです。
(注) Bq(ベクレル)/リットルとは、水1リットル中の放射性物質が放射線を出す能力を表す単位です。
一方、当局が放射能に関して水道水の安全性の評価の根拠としているWHO飲料水水質ガイドラインは、世界保健機関(WHO)が定めたもので、一生涯にわたって水道水を飲み続けても健康影響が生じないレベルを示しており、各国の水質基準等の参考にされています。
本ガイドラインは、福島県のような緊急時には適用されるものではなく、当局の水道施設など、平常時として浄水処理を実施している日常の運転条件に適用するものとされています。
ガイドラインでは、まず、全放射能(全α及び全β放射能)を繰り返して測定し、その値が、全α放射能では0.5Bq/リットル、全β放射能では1Bq/リットルを超える場合に限って、個々の放射性核種について分析を行うべきであるとされています(下図参照)。
ネット掲示板からのコピー
世界の水道水放射線基準値
●世界の基準値
WHO基準 1ベクレル(Bq/L)
WHO緊急時基準 10ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)
●3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L)
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
出典は下記です。203-204ページ、表9-3参照
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
●3/17以降・現在の日本の暫定基準値
・ヨウ素(I-131)131 300ベクレル(Bq/L)
飲料水 300 Bq/kg
牛乳・乳製品 300 Bq/kg
野菜類 (根菜、芋類を除く。 ) 2,000 Bq/kg
・セシウム(Cs-137)137 200ベクレル(Bq/L)
飲料水 200 Bq/kg
牛乳・乳製品 200 Bq/kg
野菜類 500 Bq/kg
穀類 500 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf