「やりすぎちゃったかな?」
真っ暗な部屋。
ベッドで眠る荒北さんを見ながらそう呟いた。
ベッドに押し倒した時の怯えた荒北さんの顔が・・・
なぜか俺を興奮させた。
( 何怒ってんだよ、真波。 )
そういいながら俺を睨みつける目にも。
声を押し殺して涙をこぼす荒北さんにも・・・。
全てが俺を興奮させた。
いつも回りに強気な荒北さんが・・・
( もう無理・・・だ、やめろ真波。 )
そう言って俺を見る姿。
俺しか知らない荒北さん。
「生きてる、そう感じるんですよ。荒北さん、あなたといると。」
起こさないようにそっとベッドを抜け出して・・・シャワーにむかった。
「俺はおめーがこえーよ、真波。」
荒北さんが俺の背中を見てそう呟いていたなんて気づかすに
「明日は何しようかな。帰るまで時間あるし。」
1人楽しくそんな事を考えていた。