愛しい人 31 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「ギイ先輩は知ってたんですか?あなたがいなくなって、新さんが葉山さんを支えていた事を。」

「ああ。」

「ああって・・・。」



そんな簡単な言葉で・・・



「知ってて・・・



知ってて新さんから葉山さんを・・・。」



奪い返したんですか?そう言おうとした俺に



「あの2人はそういう関係じゃない、真行寺。」



ギイ先輩は目をそらさずにそう言った。



「そういう関係じゃない?嘘ですよ。


だって・・・俺直接聞きました。


ずっと好きな人がいるって。
そいつを1人にしておけないって・・・。


新さん俺にそう言いました。」

「どうしてそれが託生だってわかるんだ?」

「俺に別れ話を告げる先に葉山さんも来ていたからです。


俺は・・・


騙されてたんです。」



吐き捨てるようにそういった俺に



「お前は本当に三洲がそういう奴だと思ったのか?」



ギイ先輩はそう聞いた。



「お前は・・・


それが三洲の本心だと思ったのか?」



本心だからこそ俺に話したんだ、新さんはそういう人だ。



「はい。事実、葉山さんと新さんが一緒にいるところを何度も見ました。楽しそうに笑ってる2人を。」



大学に行く途中、帰り道。

新さんと近い大学を選んだから姿を見かけることが多かった。

あっちは気づいていなくても、俺にはすぐにわかった。



楽しそうに笑いながら歩く2人に・・・




新さんが幸せならそれでいい、何度も自分にそう言い聞かせて・・・。