birthday~章三 1その日はいつもとなんら変わりない日常で終るはずだった。祠堂を卒業した僕は家に戻り、そこから大学に通う。父親は相変わらずのずぼら生活で、炊事選択が僕の日課になった。三洲も実家から通うことにしたらしく、引越しを手伝いたかったと真行寺が騒いでいたが・・・。別に通える距離なら実家でいいだろうに。