人魚姫 25 | watermelon

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鈴木拡樹君を愛してやまない管理人のブログです。
年に数回、拡樹くんの観劇ができるように日々お仕事頑張ってます。
最近は娘の影響でBTSのジョングクくんの笑顔と透明感のある声に惹かれてます。

「雅彦さん。1人で歩かないで下さい。寄彦に怒られますから。」



ギイ王子がそう言って走ってくる。



「だって・・・王様に謁見とかめんどくさいだろ?よりちゃんがやってるんだからいいじゃん。」

「いいじゃんじゃないだろ。次期国王になる方がそんな事・・・。」



国王?



「あ、たくみ。この人は隣の国の王子の雅彦さんだ。」

「たくみくんって言うんだ。よろしくね、たくみくん。」



託生の手を取るとぶんぶんと上下に振る雅彦に・・・



( そっか、この人が僕の運命の人なんだ。 )



託生はいきなり雅彦の唇をうばった。


それを目の前で見て固まったギイ王子。



「うわー。たくみくんって積極的だね。」



唇が離れるとそう言って笑った雅彦。



「僕、あなたの事好きです。え?」 



突然声が出て驚いたのは託生とギイ。



「え?僕?僕なの?」



別の意味で驚く雅彦に大きく頷く託生。



「はい。あなたです。」



小さな声でそう話すと、



「じゃあ僕と君は恋人同士だね。僕も一目惚れしたからー。」



雅彦はそう言って手をつないで託生と歩き出した。



「ギイ王子。いろいろありがとうございました。」



託生はそう言って手を振る。



「ギイ。たくみを紹介してくれてありがとう。」



雅彦もそう言って2人は笑顔でその場を後にした。









こうして・・・







人間になった託生は雅彦王子と末永く幸せに暮らしました。









おしまい?