先月の柔道の試合の翌日から熱を出し一週間学校をお休みし、その間の柔道の練習もお休みをした。
熱が下がり、日曜日の練習では咳が出るからと自ら先生に言いに行き練習を見学した。たいして咳が出てる様子はなかったが、病み上がりだし仕方ないかとだいちと一緒にみんなの練習を見学した。
そして、その次の水曜日の練習の時も…練習前には友達と遊びに行って元気だったのに練習が始まると頭が痛いと先生に見学を申し出た。会長の先生は「もうちょっと頑張れ!」とだまし、だまし練習をさせていたが結局半分は見学と言うかたちになった。練習時間が終わると途端に元気になった、だいち…。帰りの車で本当に頭が痛かったのかと聞いてみると仮病だったと白状した。
その後の金曜、日曜の練習は大阪に行くためにお休み。
明けて今週の水曜日の練習。二週間丸々練習を休んだんだから今日は見学はなしだからね!と約束して練習場に向かった。練習場に行くといつまでも着替えをしない、半べそをかきながら「柔道やりたくない!帰ろうママ」と何度も行ってきた。わたしは「今日はちゃんと練習に出るよ!ママは絶対に帰らないよ」と言い、だいちが何を言ってきても無視を通した。練習が始まり…それでも着替えをしないで同じことを言い続けるだいち。会長の先生が何度か着替えるように促したがダメだった。
準備体操が終わり整列となった。会長の先生が息子さんのHくんにだいちを着替えさせて整列するように言い、いつも何かと面倒をみてくれてるHくんがだいちのところに来て、着替えを手伝ってくれた。さすがにだいちも諦めたのか、Hくんと一緒に整列をしに行った。
そのまま流れでだいちも練習に参加。会長の先生がわたしのところに来て「だいちと目を合わせないようにして下さい。もし何か言ってきても頑無視で!みんなこの辞めたい時期を乗り越えてここにいるんですよ。だいちもそこまで来たってことですよ」と言われ、先生の言うとおりだいちとは目を合わせないように心がけた。
始めはやる気なしモードのだいちだったけど、練習が進むにつれ…だんだんやる気が出てきた。たまたま新しくやった練習がだいちのツボに入ったらしく、そこからは楽しそうに練習をしていた。
休みが長く空いてしまうとハードルが上がってしまって、練習が嫌になっちゃうんだよね。今日の練習では最初から最後まで無事に練習に参加出来た。
だいちが柔道が嫌な理由は…へたくそだから。試合でも負けてしまったし、道場の中での乱取りでも一緒に入った年下の子にも勝てず、後から入ってきた子にもどんどん抜かれて行く。。プライドが高いだいちはそんな状況が耐え難いのだろう…。その気持ちは痛いほど解る。
動作性に発達の凹みがあるだいちは観てまねるというのがなかなか難しい。上手くなるには人より多く練習をするしかない…
だいちに「柔道がうまくなりたいなら、柔道が休みの日も走り込みや打ち込みする?」と聞いてみると「やる!」と言うので、無理をしない程度にだいちと自主練習に挑戦してみることにしたよ。いつか努力が実を結んで一勝出来ることを目指して、頑張ろうね。