早すぎる梅雨明けと酷暑で始まった今年の夏ですが、ようやくこの季節らしい気温に落ち着いてきました。 昨日あんな事件があったのに不謹慎かもしれませんが、気分はすでに夏休み。 水辺の忘れ物が気になります。
水元公園南東部の旧都立水産試験場池の蓮は丁度見頃でしょうか。 10時前でも結構暑くなってきているのに、この付近はいつもより沢山の人がカメラを提げてお散歩中。
時折蓮の花の香りが流れてきます。
小合溜北西部にあるコロニーでもようやく白花が咲き始めました。
(因みに、ブルーインパルス号を移動して撮って、釣り人のシルエットを ”夏の池” 的な主題にした方が良かったと後で気づいたのでした。)
八重の桃色斑入り白花はゴ~ジャスです。
風にあおられ、スカートの裾をひるがえすかのような姿も綺麗でした。
再び南東部の旧水産試験場池。
このフェンスに囲まれた池は普段閉鎖されているオニバスの自生池です。 オニバス開花時期には監視員付きで開放されます。
この池、深いので落ちると自力では上がれませんのでご注意。
びっしりと、水面を覆うオニバスの野性的な浮葉。
それを突き破って咲く花
ちょっとデビルっぽい色と容姿
よい子は水元公園へ見学に行く前に読んでおくように。
葉の出方も強引で(写真左)。
隕石が衝突したクレータクラウンのように広がり始め、
既存の葉の上に広がります。
この折り畳まれ方って、人工衛星の太陽電池パネル展開(日本人が考えた)の様に計算尽くされた、優位選択とは思えない形状だなぁと感心してしまいます。
オニバスの池を出てすぐの水路。 鴨の雛が居る。
撮影していると、背後から「きゃ~」という女性の声。
昨日の今日だけにドッキリしましたが、”年長のお嬢さん” 方が鴨の雛を見つけて騒ぎ始めたのでした。 鴨の雛は我関せずで、逃げ惑うアメンボを追い続けています。
アメンボを徐々に追い詰める鴨雛艇3号。
見つけると超高速で水面を走るように追い詰め捕食していました。
ポーカーフェイスで高カロリーなアメンボを探しているようです。
母は景色に溶け込んで子鴨を見守っておりました。
先制パンチで始まった今年の夏です。
7/9撮影@都立水元公園