柴又帝釈天 邃渓園(すいけいえん) | まほろばのdaimal

まほろばのdaimal

特にテーマがあるわけでもなく、自己満足の日記であります。

 
 前々回投稿の続きになる、柴又帝釈天の庭園「邃渓園」です。
拝観料は彫刻ギャラリーとの共通券ですので、どちらか一方でチケット購入となります。 大人400えん。
 
 まずは入り口。
蚊取り線香の香りが、久々に「日本の夏」と「美空ひばりさん」を思い出させます。
(窓口左下に蚊取り線香があります)
 
イメージ 1
 
 
 ここから先は、モダンな日本建築。 昭和4年造営だそうです。
 
イメージ 2
 
 
 庭を眺める大きな窓と縁。
沢山の信徒が休息することを目的とした建物のようです。
 
イメージ 4
 
 お寺の接客間なのにモダンなシャンデリアです。
 
イメージ 5
 
 庭園回廊に続く廊下。ここにも浮き彫り板が飾られています。
 
イメージ 6
 
 
 なぜか横山大観の屏風があります。
彫刻下絵との記述がありますが、境内の彫刻と関係するかは不明です。
手元の資料では、下絵は高山栄州作となっています。
イメージ 7
 
 
 庭園を臨む。
庭園完成は比較的新しいようで、昭和40年の完成だそうです。
イメージ 8
 
 庭園を巡る回廊。
 
イメージ 9
 
イメージ 10
 
 
 これは回廊に設置されている電灯。
これほど立派じゃぁなかったのですが、陶器製で雰囲気のあるランプカバーは
昔の実家にもありました。 今思えば残しておけば良かった。
イメージ 11
 
 
 釈迦堂(江戸時代の造営)正面にある横柱。
この形状は実に美しい! 施された彫刻も左の水しぶきから右の雲モチーフと
俗世から釈迦堂への導きが主題のように思えます。
天井に配置されたレリーフも手が込んでますね。拡大してみると、猿と豹(恐らく)に
何かの果樹がモチーフのようです。
 
イメージ 3
 
 矢切の渡しを対岸に渡れば、「野菊の墓」の里。
今の若い方々には「野菊の墓」と言われても、わかんないんだろうなぁ。
(私だって、山口百恵の映画を連想するのですから)
 
8/13 撮影@柴又帝釈天