桜の葉っぱも青々と繁り、新緑の季節になりつつありますね。
人にとっても猫にとっても、過ごしやすい時期になりました。
換毛期を終え、しっかり食べて夏に備える、猫にとって春は身も心も躍る、そんな季節♪
ところで猫って よく吐きますよね?
クロピと知り合って以来、ガッツキゲロやら毛玉ゲロをされて、私はその度にオロオロしたものです(´Д`|||)
今回はそんな猫の嘔吐に関係のある病気、猫の胃腸炎について、クロピの症例を元に記します。
*参考サイト
猫が吐くのには様々な原因があります。
よくあるパターンを書き出してみましょう。
・急いでご飯を食べた
・食べ過ぎ
・毛玉と一緒にフードを吐いた
・合わないフードを食べた
病院へつれていった方がいいケースは?
・痛んだものを食べてしまって元気がない
・紐やビニールなどの誤飲
・1日に何度も吐いている
・嘔吐が激しい
・吐く動作だけが頻繁にあり元気もない
・吐いたものに血が混じっている
・毎日1回の嘔吐が数日続いている
・何らかの中毒の疑いがある場合(ネギ類や花瓶のお花をかじった等)
クロピは地域猫時代に、よほどお腹が空いていたのか猫缶を1.5缶一気に食べて、外に出た途端に 全部吐いてしまったことがありました。
当時1歳10ヶ月、私は初めて見たクロピの嘔吐に気が動転し、クロピのお気に入りの空き地の前までついていって、隣に並んで回復を見守ったのを 今でもよく覚えています。
2時間後には普段の量である0.5缶を食べられたので、たんなるガッツキゲロだと安心できました(その間にご近所さんや友達に連絡して、病院へ連れていった方がいいのか相談済み)。
去年の3月、いつも購入している通販のショップから、試供品としてもらったオヤツがありました。
クロピの好きなフードを販売しているメーカーのものだったので、試しに5粒あげてみたら喜んで、物凄い食いつき!(ФωФ)♡
5個ずつ試して、最初の1袋は何ともなかったように見えたのですが、実はそうではなかったんです。
細菌性膀胱炎で頻繁に通院しなければならなくなり、嫌な注射や血液検査を受けた日は、このお気に入りの試供品をあげてご機嫌をとっていました。
すると、夜半には食欲不振、嘔吐、下痢といった激しい症状が表れはじめた。
胃液はもちろん、朝方に黄色い胆汁を吐いたこともあって。
これらは みんな急性胃腸炎の症状です。
私はクロピに与えているフードの全てを主治医の先生に報告していましたが、この試供品だけ報告漏れになっていました。
この試供品のオヤツを4月に10粒ずつ3回与えて、3回とも同じような症状が出ていたのです。
私は膀胱炎用の抗生剤の副作用とか、他のことばかりに気を取られてしまっていました。
3回目にあげたとき、クロピは珍しく半分残した。飽きたのかと思った。
本当はクロピにはわかっていたのかもしれません。
(ФωФ)< これをたべると、おなかがいたくなるのにゃ
「たった10粒でこの症状?」
私は心のどこかで、そうタカをくくっていたのだと思います。
通院したその日の夜に限って、激しい症状が出るのはなぜか、3回目に先生に訊いたとき、
「この子の体の中では治ろうとする力と、それを妨げる力がせめぎ合っています。その原因はフードです」
と、ハッキリ告げられ、試供品のおオヤツが原因だったと ようやく気がつきました。
先生曰く、「メーカーやショップから貰った試供品は保存状態がわからない状態なので、安易に与えない方がいい」
その試供品のオヤツは、たとえばモンプチのクリスピーキッスのように小袋に入っているものでした。
購入したフードが入っていたダンボール箱から出して、私はそれをオヤツ専用の大きな瓶に移しました。
届いたのは3月、2袋目を開けたのは4月の上旬のことでした。
<猫の胃腸炎・クロピの症例>
・末端軟便が出始める(後に軟便になる)
・腹鳴が聞こえる(キューゴロゴロゴロとお腹が鳴っていた)
・下痢
・食欲不振
・お水を飲まない
・嘔吐(胃液、黄色い胆汁を含む)
*症状が出た順に記しています
<治療法>
・ビタミン剤入りの輸液を行う
・下痢止め、抗生剤、制吐剤(セレニア)の皮下注射
・腹痛が治まり、食欲が戻るまでお腹を休める(お水も無理に飲ませない)
猫の急性胃腸炎で注意したいのは、何度もくり返すと慢性胃腸炎になってしまうこと。
お腹を休めるために絶食すると、48時間後に肝リピドーシスを発症する恐れがあること(太っている子は36時間まで)。
他の病気で治療中の場合は、その治療の妨げになるばかりか悪化させてしまうこと。
この三点です。
先日、私は鎮痛剤を少ないお水で飲んで、急性胃腸炎になりました。
みぞおちがキリキリ痛み、横になったまま「エロエロエロ(本当にこういう擬音でした)」と嘔吐して、トイレにもフラフラと通い、最後には胃液しか出てこない状態になって。
『クロピもこんな状態だったんだなぁ。辛かっただろうな…。私にいろいろ鳴いて訴えてたのは、こういう感じだったのか』
と、感慨深く思いつつ独り うめいておりました。
本当に愛猫には経験させたくない病気の一つだと、しみじみ思います。
(ФωФ)< おかあさんも おなかをだいじにしてよねー
ひなたぼっこ用のお布団の一段目で、気持ち良さそうに眠るクロピ。
当時は関節炎のため足が痛み、あまりジャンプできなくなってきたので、古い布団を階段状にして くつろぐ場所を作っていました。
クロピの寝姿も肉球も可愛い❤️
2019年4月4日に撮影した写真です。
