我が家のトイレには、ペーパーホルダーが2つあります。
写真を載せるのもどうかと思いますが、わかりやすいのでお見せします。
どっちから使うとか、
片方を使い切ってからもう片方を使うとか、
そういう明確なルールは特にありません。
でも阿吽の呼吸で、もしも自分の番で片方がなくなればその人が補充する。なので常に2つが稼働してる。そういう状態が10年続いてきました。
しかし、
ついに、
恐れていたことが起こりました。
すっきりと済ましたその後に、いざペーパーを使おうとしたら、なんと両方とも空だったのです。
あらあら、と思いながら、ペーパーが蓄えてある戸棚を開けると、
なんとそこにもペーパーの姿は一つもありませんでした、、、
誰だ?
なぜ変えなかったんだ?
なぜ補充しなかったんだ?
家族の誰かを責める気持ちが浮かんだ私ですが、ふと思い出しました。
昨日の夜に片方のペーパーがなくなったことを。
ほろ酔いの頭で、あぁ補充しなきゃ、、思いつつも、他の誰かやってくれるだろうと思いながらトイレを後にしたことを。
完全に当事者意識に欠けていました。
人のために、という愛の気持ちがユルんでいました。
後悔先に立たず。
ご存知のように私は早起きですから、朝の四時すぎにこんなことで大声を出して家族を起こすのも気が引けたので、結局は自然乾燥を選択しました。
ウォシュレットがあって良かった。
これはおそらく、ペーパーの補充を最も多くやってくれているであろうカミさんからの、まさにカミの啓示なんだと思いました。
人のために働きなさい。
今日もよし。
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海子裕明
「今日という日は人生の中で最も重要な1日である」
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