あれこれ他の事をやりながらとか考えながら、別な何かをやっちゃいけないと学びました。


と言いながら、今コーヒーを飲みながらこのホンネトークを書いてますが(笑)


中村天風さんは言っています。


「今、心ここに置く」。


今やっていることにすべての意識を集中して行いなさい、と。


歩いている、

書いている、

話している、

食べている、

聞いている、

見ている、

手を動かしている、


生きている。


そのすべてに対して意識を持って行いなさい、と。


自分達が今やっていることは、そのほとんどがすでに習慣になっていることです。


習慣は、苦労をしたり意識をしないでもできてしまうようになる、とても便利なものです。


半面、他のことを考えながらも出来てしまうので、そうすると本来の能力が発揮しきれない。


それどころか、考えられないおかしな間違いをやっちゃったりします。


経験ありませんか?


意識を集中する、とはどういうことか。


例えば、耳元でいきなり「パンっ!」と手を叩かれれば、自分で意識しようがしまいがそちらに気が行きますね。


これを「無意注意」といいます。


これは動物なら本能で持っている力です。


一方で、自分の意思により注意を振り向ける。


例えば、階段を昇るときに一歩一歩足を意識して出す。


普通はあんまり意識しませんね。


もう習慣になってますからね。


でも、歩き始めたばかりの子供は違います。


それこそ転げ落ちないように上手に昇ることに必死です。

それでもたまに転げ落ちますが。


これを「有意注意」と言います。


天風さんは、一日中この有意注意力を使って生きなさいと言っています。


少なくとも、1日の中で、「この時間からこの時間までは有意注意で生きるぞ」と考えてやりなさい、と。


そうすれば潜在能力が存分に発揮される。


そう言っています。


感覚的に言うと、

ぼやぁーってして生きてない、

シャープに生きてる、

そんな感じでしょうか。


大人になってある程度仕事がちゃんとこなせるようになってくると、なんでも知っている、なんでも出来ている、と思っちゃいます。


でも、なんとなくぼやぁーっとしてる。


それはホントのあなたじゃないです。


おごらずに、有意注意力を使って、シャープな自分でいましょう。


強く必要とされる存在になるために。


今日もよし。