"600" Amp のおかげで、連休を家で楽しく過ごせています。
アンプ正面の音は、ミニアンプらしいエッジがあるというか、ギターだとリアの音。
裏側からだと、洗われているというか、ギターだとフロントの音。
裏蓋外して裏側に立つと、その中間というか、ギターだとミックスの音。
そんな印象を持ちながら、普段はオープンバックにして裏側から楽しんでます。
今回は、真空管を換えて遊んでみました。
Campion 600 のプリ管は、6SJ7 というメタル管です。
一番左のブラッキーな鉄の鎧を纏っているヤツです。
メタル管と云うからにはさぞかしハイゲイン・・というわけではありませんw
6SJ7は増幅回路が1つしかつくれません。
お馴染みの 12AX7 は2つ増幅回路をつくれます。
6SJ7 の 5B1は、インプット→増幅→ボリューム→出力 という超シンプルな回路。
12AX7 の 5F1は、インプット→増幅→ボリューム→増幅→出力 と、ブースターが追加されたような回路。
5F1 の方が音量もあり歪みやすい理由の一つには、こんな回路の違いもあるんですね。
逆に 5B1 は、歪みにくくシンプルな分、ギターの音がそのまま出力されるのでしょう。
前置きが長くなりましたが、6SJ7 と互換性のある 6SG7 を試してみました。
右がもともと使っている、RCA製の 6SJ7、メタル管です。
左が、National Union製の 6SG7GT、ガラス製の所謂GT管です。
GT管を試してみたかったのと、互換チューブ+GT管ともなれば違いが出やすいかなと思って1本買ってみました。
結果は、小音量でも音の違いがよくわかるものでした。
プレゼンス成分が減ったのかなぁ。
暴れる部分が抑えられたというか、お上品なトーンになりました。
ハムより、シングルだとちょうど良いかも。
トーンや反応が変わると、弦を弾く指の使い方まで変えさせられる気がします。
ギター始めた頃みたいで、すごく新鮮です。