基本的な操作や音は買う前にお店で確認しましたけどね。
弾き込んでるうちに、ジャガーがわかってきました。
【特徴1:ショートスケール+ローテンション】
ギブソンと同じようにボディの中央付近にブリッジがあります。
ブリッジからテールまで距離が長くて角度がないので、テンションは緩いんですねぇ。
サスティンが短いというより、うまく表現できないんですけど、アタックがすぐ減衰してサスティンが残るような感じです。
これが気に入っちゃってます。
クリーンだと、アコギ+ピエゾのような雰囲気を感じます。
歪ませると、なぜかワイルドに暴れます。
このピックアップとショートスケール+ローテンションならではのサウンドなんでしょうか。
【特徴2:かなり使えそうなトレモロユニット】
キレイで自然なビブラートが出せますね。
ついこの前まで、アームはギュイーンってやってました。
ところがファイヤーバードのバイブローラは、ギュイーンじゃなくてビブラートするもんだと使ってみて悟りました。
ビブラートを表現しようとすると、バイブローラはシンクロより優れてるように思います。
自分の場合、ビブラートするにはアームアップが殆ど。
左手のビブラートと同じ理屈ですね。
バイブローラは、アームアップしてバネの力で戻る感覚が表現したいビブラートにマッチしていて心地良いんです。
ジャガーのトレモロも、バイブローラと似た感覚でビブラートできます。
ブリッジとテールの間の弦に右手を置いて揺らしても、ほんのりとしたビブラートができます。
それからジャガーのトレモロはクリケット奏法がカンタンにできる!
クリケットはフロイドローズだけのもんじゃないんですね。
チューニングもほとんど狂わないし、レトロなルックスながら強力なツールです。
【特徴3:全く弦落ちしない】
"ジャガー弾き" を悩ませるという弦落ち。
購入前は、ジャガーにこんな弱点があるなんて知りませんでした。
試奏した時も弦落ちしなかったし。
後から知って、思いっきりチョーキングしたり、力一杯ストロークしたり、アーム揺らしたり。
1弦から6弦まで、あれこれ意地悪してみたものの。。
弦落ちしない。。。
問題となるブリッジはノーマル無改造のようです。
American Vintage シリーズは、材、パーツ、塗装、ネジに至るまで拘ったレプリカとのフレコミだけど、直すとこは直したんでしょうかフェンダーさん?
AVシリーズだからって弦落ちしないなんて情報ないしなぁ。。
セットアップが素晴らしいのだろうか??
共振もしないから、バズ・ストップ・バーみたいのも必要ないし。
弦落ちに関しては、何もイジるとこないです。
【特徴4:プリセット】
レトロラジオのようなスイッチとボリューム・トーン。
何でこんな使いにくいのにしたんだろ?と思ったけど、これ「プリセット」なんですって。
言葉通りに解釈すれば、ボリュームとトーンを「予め設定しておいて」瞬時に使うんですね。
ボリュームとトーンは演奏中にウッカリいじないようにしてあるってことか。。
なるほど。。
じゃ、プリセットしとかないといけないですね!
ところがプリセットはどう調整してもモコモコしたこもった音なんです。
ジャズなんかには甘いトーンとして使えそうでも、ロックには向きません。
なので、好みにのトーンに改造してしまおうと考えてます。
やっぱりロック的なソロやクリーンで使えるものがいいですねぇ。
中学生の頃は、ノンリバースのファヤーバードとジャズマスター/ジャガーの区別がつかないほど興味のなかったギターなんですよ。
自分にとってはビザールギターに入るほど異端な存在だったけど、逆に言えばそれだけ「エレキギター」っぽいと思えるギターです。
忘れていた「エレキ」的な感覚を思い出させてくれるギターですね。