ほろ苦い59Vのリフ | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

この 59V を リフに出してみました。

 

 

 

初めてプロに依頼したリフだったんですが、結果はホロ苦いものでした。ショボーン

 

今回は、その愚痴をたっぷりとグチグチしちゃいますあせる

 

 

リフのリクエストは、「今よりも明るめのナチュラルキラキラです。

 

色合いには拘らないけど、今よりは明るめになればいいとお願いしました。

 

会社の近くにある某リペアショップの店長さんは、元プロのベーシストだとか。

 

 

デレデレ 「コリーナっぽくってことですか?」
キョロキョロ 「そうなりゃ嬉しいですけど、コリーナ色にしたいわけじゃないです。」
  「きっちりこの色とは言わないけど、今よりは明るいナチュラルになればいいんです。」
デレデレ 「染められちゃってると限界ありますよ。塗りつぶせば別ですけど。」
キョロキョロ 「塗りつぶしは困ります。ナチュラルで。」
デレデレ 「モノ見て判断ですね。」

 

 

ギターを見せると デレデレ「できますよ!」

 

約12万円・納期1.5ヶ月・完了時に全額支払い、とのこと。

 

数日考えてお願いすることに決めました。

ところが、いざオーダーとなると デレデレ「前金で半額以上入れてください」ときた。

 

以前に支払いトラブったことから、会計士から「初めての客には前金を取るように」と指示があったとのこと。

 

前金払うのは構わないけど、なんかハナシが違う。。

 

と、初めてのモヤモヤを感じました。
 

 

デレデレ 「納期は1.5ヶ月ですが、ライブなどの予定があれば都合に合わせて急ぎますよ。」
キョロキョロ 「いや、突貫作業は困るのでそういう気遣いは入りません。1.5ヶ月ですね。」
デレデレ 「ですが、天候などで乾燥に時間がかかってしまい、遅れる場合もご了承ください。」

 

 

1.5ヶ月だけど都合次第で急ぎは可能、乾燥次第で遅れもあり得る。

 

なーんか、矛盾した説明ではないでしょーか。

 

まぁアゲ足とらず、「条件よければ急ぎもできる」と理解することにしました。

 


キョロキョロ 「木地や作業の様子も興味あるので、工程の要所要所で写真もお願いできますか。」
デレデレ 「はい、でも、お引き渡しの時に一緒にお渡しになることをご了承ください。」

 


なんで?

 

あー、そーか。

 

工程途中で画像見せて、あれこれ言われてもかなわん、ってことね。

 

まぁ、いいか。とOKしました。

 


キョロキョロ 「あ!弦は.009にしてくださいね。」
 

 

と、ロゴの外し方など細かいこともお願いして、楽しみに待つことに!

 

 


 

月も変わり、納期1週間前。

 

オーダー以来、某リペアショップからの連絡はナシ。

 

気になって キョロキョロ「そろそろ完了予定日も近いですが、どーでしょう」とメールすると。

 

デレデレ 「現在下地が終わり、これから色付けです。予定ではあと2.5週間程かかります。」

 

 

おいおい。

 

下地に1ヶ月半近くかけてんのか?

 

これから色付け・クリア吹いて、2.5週間で乾燥、磨きまでできんのか??

 

てか、遅れる見込みなら聞かれる前に連絡してこいよぉ。。とモヤモヤ。。

 

まぁ、待ちますか。

で、2.5週間後にメールで問い合わせると。

 

 

デレデレ「作業に問題ないけど、天候で乾燥が遅れ、研磨がまだできません。」
   「1週間強の遅れ見込みで、目処が立てばこちらから連絡します。」

 


ほらね。

 

2.5週間は厳しいと思ってましたよ。。

 

キョロキョロ「遅れるのは構わないけど、事前に知らせてくださいね。」とメールして。

 

1週間強ね。。待ちますよ。。モヤモヤ。。

 

 



で、2週間以上経っても連絡なし。。

 

メールしても返信なし。。

 

不信の念が強くなり、キョロキョロ「疑わしいので現状の画像を見せてください。」

 

とクレームを入れるとようやく返信が来て

 

 

デレデレ 「体調不良で丸1週間作業できず申し訳ありません。」

    「来週ギターはお渡しします。画像はその時に。」

 


出た!体調不良!

 

前金とっといて、 プロとして連絡なしの納期遅れの理由にならんだろぉ。。

 

Fat Guitar と同じパターン!ゲロー

 

それになぜ、画像を見せられない??

 

全部デタラメじゃないの??

 

でもまぁ、来週渡すって言ってんだから、あれこれ言うのも面倒なんで、受取日決めて行きましたよ。。

 

 


 

受け取り当日。

 

出来上がったギターの第一印象は、TVイエロー ならぬ、TVマスタード 

 

 

 

木目がうっすら見えるとはいえ、ナチュラルか???

 

でも、これはこれでアリかも。。

 

と思ったので、文句は言いませんでした。
 

 

一応ぐるりと全体をチェックすると、クレームしたくなる箇所がチラホラ。

 

 

ネックサイドのポジションマークに赤が吹いてある

 

 

 

つまり、クリアに赤混ぜてるか、クリア拭いた後で色調整の赤吹いてるか、ってこと?

 

 

ボディ裏の赤の吹きミス

 

 

 

これ見る限り、クリアの上から赤入れてるように見えますね。。

 

なんで??

 

 

その他にも

 

  • ヘッドのロゴはアシを切断して外され、ロゴなしの状態
  • 塗装ダレ
  • スタンプし直すはずのシリアルがない
  • 弦は「.009」って言ったのに「.010」

 

突貫なのか手抜きなのか。。

 

やっつけ仕事された感を、どーしても疑ってしまいます。

 

本来なら、不満箇所を指摘して対応してもらうんでしょーけど、もう任せる気になれないので、一切文句は言いませんでした。。。

すると店長さん、59V をベタ誉め言います。

 


デレデレ  「このギターはどちらでカスタマイズしたんですか?」
   「ギター自体も良いし、¥7,000/m するビンテージワイヤー使ってるし」

   「PUは市販品とは思えないし、配線処理も完璧。」
   「ここまで出音が素晴らしいギターには滅多にお目にかかれませんよ!」

 

 

ギター誉められりゃ悪い気もしないし。
 

リフの仕上がりは期待したものとは違ったけど、気に入らないわけでもなし。

 

時間かかったけど、ちゃんと戻ってきたし。。

 

不満箇所は自分でなんとかなるだろうし。。。

 

ってことで、残金はお支払いしました。

 


受け渡し場所は、マンションの一室を機材倉庫にしたようなところで、音は出せません。

 

が、音を誉めるくらいなんだから、きちんと仕上がってるんだろうと思い、帰ろうとすると。
 

 

デレデレ  「乾燥が十分でないので、ギタースタンドはしばらく使わないでください。」
   「画像は工房にあるので、後ほどメールします。」
   「サービスでオーバーホール一回無料なんで、また是非お持ち下さい。」

 


だそうです。

 

 


 

翌日。

 

画像が送られてこないので督促すると

デレデレ   「ハードディスクが壊れて修理業者に出しているので、しばらくお待ち下さい。」

 


はぁ???

 

撮ってないか、見せられない理由があるんじゃないの???

 

ここまでこちらの言うことを無視されると、不信も頂点です。

 

 


 
5日後。
 
乾燥もいいようです。
 
弦を .009 に交換して、音出してみよっかな。
 
と、弦交換の最中。。
 
何かがポロリ。。
 

ボディ横の滑り止めのラバーが剥がれ落ちてるじゃないですか。。。

 

 

 

もともとボンドされてるものが、やっすい両面テープで貼られてました。。

 

うーーーん。。。ショボーン

 

ボンドしよう。。

 

 

ロゴを改めて取り付けて。

 

 
 
で、アンプにつないでみると。
 

「ジーーーー!ブーーーー!」ガーン

ひどいノイズ!?

弾けば音は出ますが、ノイズの嵐は吹き荒れたままです。。

 

PUカバーや、シールドジャックのナットに触れるとノイズがおさまります。

 

完全にアース処理してませんね。。。ムキー

 

 

ギターの音ベタ褒だったけど、作業前にチェックした時の感想で、つまり作業後のチェックしてないってことですね。。

 

アース処理もできず、チェックもしないで、よくオーバーホールはお任せくださいとか言いやがる。ムキー
 

 

不信は怒りに変わり、電話入れたら留守電!ムキー

 

メッセージとメール入れて2日過ぎても連絡ナシ!!ムキー

もう耐えられん。。ムキー

 


不備な箇所の画像と、これまでの対応に対する不満を理由に、一切信頼できない旨をメールし

 

全額返金を要求!

 

すると翌日、返金に応じると返信が。

 

速攻全額戻ってきたので、それで終わりにしました。

 

ってことで、散々グチりましたけどお店の名前は伏せときます。口笛

 

 

 


 
お金は返ってきても、このままじゃ使い物になりませんからね。。
 

まず、このノイズの嵐をおさめんと。。

 

 

配線をチェックすると、シールドジャックからのコールドが結線されてません!

 

やっぱり予想通りです。

 

これをトーンポットにハンダすると、正常に音が出るようになりました。
 

 

 

次に、赤を吹きすぎてる部分を気にならない程度に修正します。

 

クリアがなくならない程度にペーパーを軽くあてて、残りはUVライトでアカを褐色させてコンパウンド。

 

 


塗料ダレもペーパーでならし、コンパウンド。

気になる部分がなくなると、持ち帰った時よりかなり見違えたよーな。

 

 

 

というか、結構いいかも。


 

 

その後日に日にラッカーが痩せていき、更に一週間もすると木目が以前より浮き出てきました。

 

 

 

画像では違いが見えにくいですが、実物は色合いが馴染んでいくように感じます。

 

このあたりはワザなんでしょうかねぇ。。

 

決して全てがダメってわけじゃないんですよねぇ。。

 

それだけに、返金までモメた後味の悪さもあって、複雑な心境になるんですよねぇ。。チーン

 

 

あの倉庫部屋には作業待ちのギターが山ほどありました。

 

お客さんによっては、とってもいいリペアショップなんでしょうね。。