Firebird で思い浮かぶギタリストっていうと、自分は "シャケ" です。
自分にとって、山本恭司と木暮武彦が日本のギターヒーローでした。
シャケといえば、ビルローレンスの青のストラトタイプが真っ先に浮かびますが、Firebird もたまに使ってたんですよね。
すごく印象に残っていて、自分もFirebird を弾くようになって、人生何度目かの ”レッズブーム” 到来してますw
DVD や Youtube 観るだけでなく、毎朝出勤のミュージックもレッズばっかですw
当然、このメイン・ギターも目に焼き直されてるわけですw
そんなタイミングで、"シャケモデル" をヤフオクで見つけてしまいました。。
状態の良さそうなギターで、グっと来るものが。。
オークション終了日の昨夜は、かなり悩んだ挙句、一時の衝動に流されまいと思って、なんとかやり過ごしたんですよ。
残念に思う自分と、よく我慢した!と慰める自分がぐちゃぐちゃでした
今朝は遅く起きてから、来週のバンド練習に備えて弦を交換しようと、近所の Hard Off まで弦を買いに。
いつものダダリオを2セット取って、そのまま壁に掛かってるギター眺めると。
オービルのレスカス
こちらはギブソンヘッドなんで、エピフォン・ジャパンですかね。
いつになく、珍しいものがあるもんだなぁ。
と思いながら視線をずらすと‥‥
こりゃダメですね。。
『オマエが来るのを待ってたよ。』
声が聞こえましたもんw
ヘッドに少々のキズがありますが、ボディには打痕もほとんどなく、フレットの曇りとピッキング痕が見える程度です。
5分程度なら試奏OKということなので、一応サウンドチェック。
ノイズも無いし、どこも問題なさそうです。
とりあえずカードで買って、相当分のもの処分して帳尻を合わせよwww
Bill Lawrence BCOR-55B
ナットはグラファイトかな? グラフテックかな?
当時のカタログには "1で、いい。" のキャッチコピー。
BlackLabel というアルニコ2のシングル1個、ボリューム1個の潔さです。
ブルー・サンバーストといっても、木目は見えません。
白で塗りつぶしてから、ブルーのグラデーション塗装にしてるようです。
ブリッジはハードテイルだとばっかり思ったら、トレモロアームだったんですね。
軽いフローティングの状態でも、生鳴りがすごく大きくてテレのようです。
なにか秘密があるのかな?
と思って、裏側を開けてみました。
フェンダーのトレモロブロックと比べるとかなり薄いですが、材も違うようです。
アームはかなりダウンできそうです。
でもアームを使うつもりはないので、ベタ付けにしようとスプリングの止めネジを絞め上げました。
するとブロックはぴたりとボディに貼り付きますが、ブリッジは平行姿勢を保ったままです。
ブリッジの高さを変えても、ボディーと平行になるように計算されてるんですね。。
アームアップはできそうもないけど、ブロックがしっかりボディと接しているので弦の振動は最小限のロスでボディに伝わるんですかねぇ。。
よくできてるなぁ。。
肉厚のコマの効果もプラスしてか、しっかりとしたサスティンです。
指板がラウンド貼りなのは、ちょっと驚きました。
ネックは、薄くはなく、太すぎでもないという感じで、ローズをラウンド貼りすることで、メイプルネックのキャラを残していると思います。
アンプに通すと "シャケ" らしいバリとしつつも、ボリュームでハーフトーンのような奥行きも得られたりします。
ウェイトも軽くてバランスも悪くありません。
22F あるので音域が不足することもなく、自分には弾きやすいギターです。
当時の定価は ¥55,000。
コストパフォーマンスあるんじゃないでしょうか。。
Firebird とひっかえとっかえで、”レッズブーム” が当分続きそうですw