Orange AD140 の改造 | 冷や汗かいても後悔せず

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できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

Orange AD140 や AD30 ユーザーには必見(?)

の改造情報です!

AD140 HTC や AD30 HTC でも効果が期待できると思います。


先日スタジオCallingさんのご好意で、AD140Lead #4 の回路を見せていただきました。

自分の #29 との相違点のうち、歪みの量やトーンに影響しそうなフェーズインバータ前までの部分を #4 と同じにしたところ、劇的な効果がありました!




歪みの量が増し、中域がファットになり、ハードロック志向の強い音になります。

本当に #4 は素晴らしい!!

自分の #29 も #4 同様のヌケの良さと粘りが出て最高に満足です!!

スタジオCallingさん、本当にありがとうございました!!

何かとサポートいただいた師匠にも感謝です!!


改造点は、

改造1 ゲインポットを 250K から 500K に交換
 (音が太くなり、歪みが増します。)

改造2 初段のプレート抵抗と並列にある470pFのバイパスコンデンサーを撤去
 (ハイが強調され、ローが締まってきます。)

改造3 ミドルEQのコンデンサーを 0.047uF から 0.022uF に交換
 (ミッドが強調され、抜けが良くなります。)




改造箇所を、AD140 / AD30 HTC の回路図に書き込みました。





カスタムショップの AD140 / 30 Lead を #4 と同じにするには、私と同じ改造を。

AD140 / 30 HTC の場合は回路図2枚目にある、RV6 のポットを 250K から 500K に交換、C7 のコンデンサーを 330pF から 470pF に交換することになります。

回路図の違いから想像するに、HTC は Lead よりもよりハイが立って硬い音なのかな!?

PtoP と PCB基盤の違いよりも、こういった定数の違いが Lead とHTC の音の違いを生んでるのは間違い無いと思います。

ADの改造を考えてる方は、好みに合わせて参考にしてみてくださいw