Ceriatone JTM45 の改造 #2 JTM50 Lead ハイパスコンデンサー | 冷や汗かいても後悔せず

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できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

これも、師匠とさせていただいている #1332さんと話していて実行に踏み切った改造ですw

 

比較的簡単で安価な割に効果のある改造だと思います!

 

 

 

ハイパスコンデンサー

 

ギターでもお馴染みですが、仕組みはわからんと言う人もおられるかと。

 

私もちょっと前まではわかってませんでしたwww

 

 

私のアンプだと、中央のポットについている丸いセラミックコンデンサーがそれです。

 

 

右端の端子(IN)から電流が入り、ポット内の抵抗で絞られた分だけが中央の端子(OUT)から出て行きます。

 

ちなみに絞った残り汁は、左端の端子からアースに捨てられます。

 

コンデンサーが IN と OUT を繋いでいますが、コンデンサーを通して OUT に渡るのは特定の範囲の周波数の信号だけです。

 

コンデンサーの静電容量が小さいほど高音寄りの、静電容量大きいほど高音から中低域の広い範囲の周波数が通ります。

 

ボリュームポットにこのようにコンデンサーを取り付ければ、ボリュームに左右されず、一定の範囲の高音域が失われず常に出るようになります。

 

これがハイパスコンデンサーです。

 

 

JTM45 で使われるハイパスコンデンサーの静電容量は 100pF。

 

その他の機種でも、100pF だったり 500pF、1000pF だったりします。

 

(4インプットの Marshall には、ハイパスコンデンサーが無いものもあるようです)

 

なかでも 72年頃の Super100 Lead / 50 Lead には 4700pF と大きなものでした。

 

#1332さんによると、4700pF を取り付けると

 

ボリュームを絞ってもミドルがぐっと増えるので、少ないボリュームでもヌケの良いドライブが得やすくなる

 

のだそうです。

 

これは面白いと思い、実行に移すことに!

 

 

ただ、今の100pF のコンデンサーを 4700pF に交換してしまうと、JTM45本来の音は変わってしまうので、スイッチで 4700pF をオン/オフ できるようにします。

 

アンプ用1Mのポットでスイッチ内臓のタイプはあまりなく、CTS製を使うことに。

 

 

 

入手先はいつもお世話になっているギャレットオーディオさんです。

 

アルミのシャフトが少し長すぎたので、鉄ヤスリでさっと削って調整しました。

 

シャフトを引くとスイッチがオンになり、背中の二つの端子が繋がる仕組みです。

 

これで通常は 100pF、ボリュームノブを引くと 4700pF が並列で追加され 4800pF のハイパスコンデンサーにすることができます。

 

 

わかりにくいですが、茶色い小さなマイカコンデンサーが 100pF で、大きなマイカコンデンサーが 4700pF です。

 

 

効果は想像以上でした!

 

アンプをフルボリュームにすると、ギターによっては濁った感じがするので、ボリューム8くらいまでで使うことが多かったのですが、8でも良いドライブ感が得られます!

 

EL34(JTM50) にして使うとさらに歪みますねw

 

名付けて JTM50 Lead w

 

もはや JMP に近くなり、何のアンプだかわからなくなってきましたがw

 

これぞ、自作の楽しみでもありますw

 


JTM45 / JTM50 / JTM45 Lead / JTM50 Lead の比較サンプルをアップします。

 

全てリンク無しのアンプボリューム5。

 

自宅なので MV かなり絞った上、iPhone録音で音質イマイチですが、違いはお分かりいただけるかと!