GRETSCH G6131T-1965TVP Jet Firebird DC | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。

しばらくギターは買わないだろうと思ってました。。

少なくとも今年はないだろうな、と。

でもダメですね、またやってしまいました(笑)。


GRETSCH G6131T-1965TVP Jet Firebird DC




きっかけは、このマルコム・ヤングの勇姿です。




マルコムとアンガスの音の違いがわかりやすいですよね。

ストロークに食いつくようなバイト感や、特徴的なミュートのエアー感が耳に残ってしまいます。


「これはグレッチでないと。。」と思えてならず・・・

そしたらギター探しが始まってしまい・・・

そしたらドキッとするものを見つけてしまい・・・

そしたら自然と価格交渉が始まって・・・

その末の結果です(笑)。


グレッチって、モデル番号で色を含めた仕様がわかるんですね。

さすが御里はドイツって感じがします。

色も素直に言わず、赤は Firebird と呼ぶらしいです。


Jet DC の Firebird は残念ながら国内販売がありません。

シングルカットなら16台限定であるみたいですね。

私は、アメリカの Cream City というグレッチ代理店のFSR版を個人輸入しました。

(商品ページはこちら)

何台作ったか不明ですが、販売開始からまだ在庫が残っているようで、表示プライスが少しずつ落ちています。

eBay でも価格交渉できます。今日現在で7台在庫があるようです。

私の場合、送料・手数料込みで、国内向けの FSR より若干安く買えました。

新品ピカピカのギターを買ったのは、iHush以来かな。。


チェンバー構造のマホガニーバックとメイプルトップのセミホロー。




緩やかなラウンドトップに、漆のような朱色とゴールドのコントラストが印象的です。




ピックアップカバーにエスカッションの複雑な影が映り込んだりして、見飽きません。




1960年代のビブラートユニットは Burns製と思われますが、これはよく見かける Bigsby。




プレキシのピックガードは立体感があって、角度によってロゴの見え方が微妙に変化します。




ヘッドロゴは白蝶貝のインレイ。




ナットは極一般的なもので、グレッチによく見られるゼロフレットではありません。




オープンカバーのペグはトルクも手頃で安定してます。

寺田楽器が製造を請け負っているので、MADE IN JAPAN とあります。




Cream City FSR の特徴として、バインディングがエイジド・クリームです。

バインディングの色が褐色してるだけで、新品でも奥深さのある雰囲気がある気がします。




ピックアップは純正ではなく TV JONES Power'TRON が採用されてます。

といっても、Filtertron は使ったことがないので、純正との違いは分かりません(汗)。




生鳴りは、セミホローならではの音量があります。

でも思っていたより締まった音に思えました。

ボディーから弦までかなり高さがあるので、もっとボワンとしてるかと思いきや、シャッキっとしてます。




フレットはビンテージストラトのような細いタイプですが、ネックは細身で薄く、フレットボードがエボニーということもあってか、扱いやすい印象です。

DCボディーとのジョイント部は、ビンテージよりも深い位置からの形状で、ハイポジションまで弾きやすくできています。

1965年製をモデルにしているといっても、スイッチのレイアウトや配線など、グレッチ初心者の私が見ても違いは少なくありません。

マニアにはウケないかもしれませんね。

でも思ったよりしっかりとした作りで、安心して弾けそうなギターだと思いました。

郵便局の夜間窓口で受け取ったばかりで、アンプに通すのはこれからです。

どんな音がするか楽しみです。