ORANGE OR15 VS Jim Root Terror #4 | 冷や汗かいても後悔せず

冷や汗かいても後悔せず

できそうな気もするが、どうなっても知らないよ。


以前、OR15 と #4 は中身が同じと書きましたが。。

某楽器屋さんに OR15 があったので、ちょっと試させてもらったところ、大分印象が違うよぉな。。

ギターも自分のじゃないからハッキリしませんが。

OR15 の方が少々いなたくて好み。。。。。。

なんかモヤモヤしてきました。


ググってみると、『同じ』 とか 『普通の人の耳じゃわからない程度の違い』 とか。。

こんなフォーラムのコメント を見つけました。



Well, the Dark Terror, Jim Root Terror and OR15 are the same amp with different tone stacks. That's why I was telling you to try changing the EQ section. It should be more versatile than the Dark Terror due to 3 band eq vs shape control. I read that by changing the slope resistor you can alter the mid response, which in its turn will also impact bass and treble. The Jim Root has a 39K, while the OR15 has a 47K. My understanding is that lower values also lower the bass frequency range.



うーん。。

トーン・スタックが違う。。

#4 とは明らかに違うアンプに思えた Dark Terror も実は同じアンプで、トーン・スタック違うだけ。。

トーン・スタックって何?って思った人はコチラを参考 にしてください。

やっぱ見た目だけ変えてシグネチャーにするなんておかしいとは思ってましたが。



円安がどんどん進み、インポート物が軒並み値が上がってます(涙)

なので、OR15も値段が上がる前に買っちゃいました(笑)



早速、音の違いを。。





EQは全部5。 GAINも揃えて比べてみました。

自宅なので 7W 、マスターボリュームも控えめなのであくまで参考ですが、はっきり違いがわかります。

多分、ギター弾く人なら誰でもわかると思いますよ。

うーん、またお店の説明に騙されてた。。


ORANGEの特徴であるジューシーな音ですが、違いを例えれば OR15 の方が…

『いなたい』 あるいは 『安っぽい』

『ヌケがある』 あるいは 『軽い』

『パンチがある』 あるいは 『粗い』

簡単に言えば、ビンテージっぽい音なのです。

Jim Root #4 の方が、ちょい 『洗練』 されたというか 『今風』 と言うべきか 『ちょいドンシャリ』 なカンジ。

これは好みです。

どっちが良いでも悪いでもない。



同じトーンセッティングでは異なる雰囲気のあるアンプですが、EQをイジればかなり似た音になりました。

OR15 で気に入った音を作り、#4 で同じ音にしようとすると。




OR15 が主体なので、EQはほんのちょっとイジりました。

#4 はトレブルがフル、ベースも OR15 より若干上げ気味。

トレブルとベースをブーストした分、歪みが増したようなのでGAINを OR15 よりちょい下げました。


音量によっても違ってくるとは思いますけどね。

あくまで私のギターを使って私の耳での印象ですよ。


つまり、いなたい音が好みであれば、OR15 の方がトーンの調整幅は広く、#4 だと極端にしなければならないので調整幅も狭くなります。

当たり前の理屈ですが(笑)

この2つのアンプは、ある幅においては同じ音を出せるようですね。




これまで #4 をバンドで使っていた時も、調整幅は限られていたので、もぉちょいハイが欲しい、とか思ってもアンプ単体ではできないこともありました。


#4 よりも体積は一回り大きく、3Kgほど重い。。

バッグも無い。。

でも好みは OR15 の方だな。。


ってことで 1年半ほど活躍した #4 はオークション行きです(笑)