ギターアンプがいくつかあると、ギターを見直すキッカケにもなることに気づきました。
同じレスポールでも今ある3台は皆音が異なり、自分ランクがあったのですが、アンプが違うとそれも変わってきます。
アンプもキャビ次第で違うし、真空管でも、、、
未熟な自分でも奥深さを実感します。
今日は無理矢理に Marshall JVM-1H と ORANGE #4 Jim Root Terror を自分本意に比べてみます。
(JCM-1 と JVM-1 を比較してもつまらないので。。)

共通点としては、小型サイズであること。 ハイゲインであること。 エフェクトループがあること。 でしょうか。
【音量】
JVM-1 は 1 / 0.1W の出力です。
自宅で使用する場合、充分以上の音量なので、大きい音を出したい分には問題なし。
1W でも極小の音量まで下げられるので、家の外に音が漏れないように配慮もできます。
#4 は15 / 7W の出力です。
環境にもよりますが、7Wでもウチでは夜間はムリです。
でも、エフェクトループにボリュームペダルを通せば解決します。
夜でもちょっと鳴らしたい時、面倒なことをせず直アンプですぐ楽しめるのは JVM-1 ということになります。
バンドには JVM-1 の音量は足りません。(多分。JCM-1 がそうでしたから)
スピーカーシュミレートしたラインアウトがあるので、PAに繋ぐ手もあるかと思いますが、まだラインアウトは試していないので、どの程度のデキかはわかりません。
#4 は家でもバンドでも使えるけど、家ではボリュームペダルが必須(?)。
JVM-1 は完全に自宅用ですね。
【歪み】
JVM-1 は中域にヒト癖あると感じました。 JCM800+BOSS OD1 のような、HMっぽい中域があります。
(昔のラウドネスみたいな)
この音は中々得られない(?)かもしれないで、コレが好きな人には良いかもしれません。
レスポールでは、個体によって比較的目立たないか適度な具合ですが、 中域のトーンが強い V はかなり強く出てきて、アンプのトーンをどういじっても、この癖は消えませんでした。
そういう意味では、ギターを選ぶアンプなのかな。
レスポールはどれも良いのですが、 Gibson V と IHush V は私にはイマイチでした。
GAIN を3~4程度で使ってますが、レスポールやストラトでは私には悪くありません。
小音量でもレゾナンスで音圧を得られるのは魅力です。
#4 は、ハイ、ミドル、ベースとも比較的素直で、あたたかい真空管らしい奥深さが感じられます。
どちらかというと、ミドル、ベース寄りで、JVM-1より骨太です。
レスポールでも、ストラトでも、V でも、ギターの特性を出してくれます。
3台のレスポール(R7、R9、R0)では、キャラが違えど、どれも気持ち良いサウンドで、甲乙付けがたくなりました。
Marshall系アンプでは R0 に少々不満気味だったのが、#4 では別モノってくらいです。
私のギターの中では、特に IHush V が #4 とベストマッチです。
適度にフォローっぽさを感じられて、歪ませても絞っても本当に最高です。
#4 は JVM-1 より粒が粗めな印象で、ブースターを使ったバリエーションも楽しめそうです。
JVM-1 は多少粒が滑らかな分、ブースターは相性やセッティングが難しいかも。
受け入れられるギターは #4 の方が多いかもしれません。
2台のアンプでハイゲイン・アンプのイメージが変わりました。
手放した DSL40C のウルトラゲインは、ゲインを絞った音がどうにもダメだったので、ハイゲインとはそういうものかという偏見がありました。
この2台は、ゲインを絞ってもイケるので、逆に歪みに余裕がある分、作れる音の幅も広いんですね。
【値段】
これはもう比較になりません(笑)。
そもそも、コンセプトが異なるので、比較することがナンセンスですね(笑)。
JVM-1 は Marshallファン、このルックスにコンプレックスのある私のような人以外、買う気がおきないのでは。
外観の質感は、他の小型Marshallアンプとは比較になりません。
要するにファンのみに訴える商品ですね。
#4 は音質、機能面、利用範囲の広さからもコストパフォーマンスがあると思います。
自宅でもバンドでも使えて、多くのギタリストに受け入れられるものだと思います。
オススメです。