私の JMP はインピーダンス切替付きのセンド/リターン端子があって、コンパクト・エフェクターも使えるようになってます。
JMP と DSL をつなぎ替えるには、ギターだけでなく、センド/リターンとスピーカーの4つのコードを差し替える必要があり、どうにも面倒です。
しかもアンプは棚に押し込んであるので余計です。
そこで、これら4つの配線をスイッチ一つで切り替えられる ABボックス を作ってみることにしました。

材料は、アルミケース、4回路のON-ON切替ができるトグルスイッチ、モノフォーンコネクター12個と配線材です。
スイッチは、スピーカー電流の許容がある(と思われる)ものを選びました。
全てネットで手に入るものです。
アルミケースにコネクターとスイッチを取り付ける穴の位置を決めて、ドリルで穴をあけて取り付けます。
ケースの穴開け作業は、電動ドリルがあれば比較的簡単な作業です。
作成途中の画像ががありませんので、いきなり完成画像ですが。

ギターIN、センド、リターン、スピーカーのそれぞれ2系統の入力から、出力する方をスイッチで切り替えるだけの仕組みです。
それぞれの入力からプラス極をスイッチに結線し、出力につなげます。
入力のマイナス極は、すべて直接出力につないであります。
正面から見たところです。

ギターIN、センド、リターンと切替スイッチがあります。
背面から見たところです。上段と下段で切り替えれるようにしました。

右から3列は、ギターIN、センド、リターン用で、正面のコネクターにつながっています。
スピーカー用は左3つで、背面だけに接続するようにしました。
実際にアンプとつないでみます。

アッテネータは JMP と ABボックスの間につないであります。
テストなので、センド/リターンはダイレクトに繋ぎました。
で、左端のコネクターにギターをつないで切替テストをしてみると。。。
スイッチを下にしてDSLを使うようにしてみると、何の問題も無く DSL が使えて音が出ます。
おぉ、これはイケるかなと期待してスイッチを上に切替え、JMP にすると。。。
ダメです。。
低めのサイレンのようなノイズが出ます。。
DSL の電源を切ってもこのノイズは無くなりません。。
ABボックスからDSLへのギターINのシールドか、DSLのスピーカーアウトからABボックスへのケーブルを外せば問題無く、JMP が鳴ります。
つまり ギターIN あるいは スピーカーは、マイナス極もスイッチで切り替える必要があるということですね。
たぶんアースがへんなループを起こしてるんでしょうか。。
5回路以上のスイッチは見つけられなかったので、スイッチをもうひとつ増設する必要があるようです。
それまでは、ABボックス+ギターINのシールドを差し替えで使うことにします。
センド/リターンとスピーカーのつなぎ替えがなくなっただけでも大分楽なんですけど、あと一息です。。