みなさん、こんにちは。
(株)大共建設・きねつ工房 村岡誉久吏(つくり)です。
先日11日の鏡開きはできましたか?
もし、まだ鏡開きしてないぞっという人は
明日1月15日の小正月にやってみてくださいね。
鏡開きはこちらでおはなししていますよ
さて、明日15日は暦の上では「小正月」を迎えます
その時にいただくのは「小豆粥」
わたしは子どものころから母親が作ってくれたので
毎年食べていますが、大人になるにつれて
小正月に小豆粥を食べる習慣は
あまり知られていないことに気づきました。
昔からの習わしや習慣のすべてを現在でやっていくことは
なかなか難しいとは思いますが
やはり、食や風習には日本ならではの「四季」を
感じることができます。
せっかくなら現代でもできる
日本の風習などは取り入れて
暮らしていきたいなと思っています。
小豆粥をいただく2023年の小正月は1月15日。
小正月とは、元日から1月7日をお正月(大正月)と言うのに対して、1月14日から1月16日まで、もしくは1月15日単日のことを小正月(こしょうがつ)と呼ぶようになりました。
古くはこの日までを松の内としていたとも言われています。
小豆粥とは?
小豆粥は、十五日粥とも呼ばれ小正月に食べる小豆の粥のこと。
小正月の1月15日に、一年の邪気を払う目的で、小豆の入った粥を食べる風習がありました。
松の内が明け、鏡開きが終わったあと、左義長(さぎちょう)という火を使った行事(どんと焼き)を始める日の朝などに家族みんなで食べていたそうです。
小豆は、邪気を払う食べ物として有名です。
小豆は、あずき (学名:Vigna angularis)マメ科ササゲ属
小豆は東アジア原産の一年草で、
インドや中国から渡ってきたと考えられていましたが、
日本原産の小豆も発見されています。
縄文遺跡などからも発掘されているため、
東アジア地方で同時多発的に小豆を
栽培していた可能性もあります。
あずきという名前の語源は諸説ありますが、
漢字の小豆はもともと大豆と比較され
「ショウズ」と読まれており、
アズキは大和言葉で和菓子業界では
現在でも「ショウズ」と呼ばれることも。
あずきの語源は、
ほかの豆に比べると早く煮えるため、
「アズ・アヅ」は早く煮えるという地方語から、
「ア」は赤い、
「ズキ・ヅキ」は溶けることを意味しているため、
ほかの豆より煮やすい。
赤粒木(アカツブキ)がなまってアズキ、
阿加阿都岐(アカアツキ)がなまってアズキなどです。
昔の人も早く煮えるという区別をしていたんですね。
小豆には鉄分やビタミンB1、ポリフェノールなどが
含まれています。
鉄分が不足してしまうと酸欠状態になって、
めまいや息切れなど、貧血状態になってしまいます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに
必要な働きをします。
小豆粥はお正月の後、
日常生活に戻るためにはぴったりのメニューともいえますね。
小豆は栄養価高く、美容や健康、ダイエットに効果的!
小豆の栄養素【主な栄養素】(ゆでた状態の小豆)
-
食物繊維(ごぼうの約3倍)
-
ビタミンB1
-
ビタミンB2
-
ポリフェノール(豆類の中で特に多い)
-
サポニン
-
亜鉛
-
カリウム
-
鉄分
-
カルシウム
-
アントシニン
小豆はたんぱく質が多く、
食物繊維やポリフェノールも豊富で、
健康面でとても魅力のある食材。
小豆の効果・効能
むくみ解消
小豆の皮に含まれるサポニンには利尿作用。
カリウムは、体内の余分な水分・塩分を排出する働きがあり、むくみの解消。
汗と一緒に流れてしまうカリウムの補給も同時にできる。
便秘解消
小豆は食物繊維が多く、腸内環境を整える作用がある。
特に、多く含まれるのが不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、
胃や腸で水分を吸収し大きくふくらみ、
腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促す。
さらに大腸内で発酵・分解されると、
ビフィズス菌などが増えて腸内環境がよくなり、
整腸効果もある。
疲労回復
豊富なビタミンB群が、
エネルギーを効率よく作り出す働きをします。
ビタミンB群の働きが、体内の疲労物質を減らし、
疲労回復を早め、疲れにくい体にしてくれる。
生活習慣病の予防
小豆は、生活習慣病に効果的な栄養分が多く含まれている。
-
食物繊維:大腸がん。動脈硬化の予防。
-
血糖値の急上昇を防ぐ。コレステロール値を下げる。
-
サポニン:中性脂肪の低下。
-
アントシアニン:血液サラサラ、動脈硬化を予防。
-
カリウム:血圧の上昇を抑える。
美肌
美肌をサポートしてくれる栄養分が豊富。
-
ポリフェノール、サポニン:強い抗酸化作用があり、細胞の老化やシワ・シミを防ぐ。
-
ビタミンB2:髪や皮膚の成長促進。
-
食物繊維:整腸作用があり、デトックス効果あり。
ダイエット
ダイエット効果が期待できる栄養分も豊富。
-
サポニン、カリウム:むくみを解消。
-
ビタミンB群:糖質・脂質の代謝を促し、太りにくい体に。
-
食物繊維:便通を促す。
-
亜鉛・鉄分:体内の酸素循環をスムーズにし、貧血も防いでくれる。
-
しかし、効果や効能が良くても食べるときの注意点もあります。
小豆は血糖値が上がりにくい、
低GI値食材のため血糖コントロールには向いている。
ただ、砂糖と一緒に食べるとGI値が急上昇し、
血糖値が上がりやすい食材となり、実はカロリーも比較的高め。
ダイエット目的の場合は、
砂糖を多く含んだ市販の小豆は控え、
砂糖なし、砂糖控えめの茹で小豆がおススメです。
もしくは自分で茹で小豆を作るのも、
小正月など季節行事の時にはおススメ。
土井 善晴さん あずき粥レシピ
材料
(4人分)
・小豆カップ1
・米カップ1/2
・切り餅4コ
・塩
・砂糖
つくり方
1.小豆は洗って水けをきり、鍋に入れてかぶるくらいの水(約カップ5)を加えて強火にかける。ひと煮立ちさせたらざるに上げ、ゆで汁は捨てる。
2.1を鍋に戻し、1と同量の水を加えて中火にかける。ひと煮立ちさせたら火を弱めて20分間ほどゆで、少し堅めにゆで上げる。
! ポイント
「食べられるけれど少し堅い」が目安。ここでは、前年にとれたひね豆を使ったが、新豆は、ゆで時間が短くなる。
3.2をざるに上げ、小豆とゆで汁に分ける(ゆで汁はとりおく)。米は洗って水けをきる。
! ポイント
小豆には、乾かないように固く絞ったぬれ布巾をかけておく。
4.ゆで汁に水を足し、カップ4にして鍋に入れ、米を加えて中火にかける。
5.沸騰したら小豆を加えてひと混ぜし、ふたをずらしてのせ、弱火で20分間ほど炊く。
6.おかゆを炊いている間に餅を焼く。
7.おかゆを好みの加減に炊き上げて火を止める。器によそって焼き餅をのせる。塩や砂糖を添え、好みの量をかけて食べる。
! ポイント
水分がヒタヒタになったら火を止めてさらりと仕上げ、煮えばなをいただくのがおいしい。
引用元:
私たちは、家のコト、食べるもの、
目に入ってくるモノを重視してしまうことが多い。
家のコト、家のメンテナンスも、
家族が元気でいるからこそ、整えようと思えるのです。
家があっても、
そこに住んでいる家族が健康でなければ、
理想の住まいは実現しません。
2023年も身体、心、住まいを上手に
メンテナンスしながら過ごしていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
村岡誉久吏