村の鎮守の神さまの
 今日はめでたいお祭日...


~童謡「村祭り」より~


この五年間、八劔神社に通い続けた

神社の氏子総代として三年
そして
小和田地区公民館長として二年

合わせて五年

六十数年の中の、とても濃い五年
鎮守の杜に通う時間になった


公民館の看板は
八劔神社の斎館に掛かっている
役員の会議も、斎館で行われる

公民館役員の中でも
考え方はいろいろある

だけど、わたしは以前から

八劔神社が
小和田の心のよりどころ


そう想ってきた、昔も、いまも


氏子総代の三年間は
神社というものを
改めて意識する時間だった

神事
所作
場の空気
そして、人の想い


三十年前に
氏子総代を務めていた父のことを
どこかで追っていた気がする

子どものころ

父が総代をしていた姿を
覚えているわけではない

一つ覚えていることがある
父がいなくなっても今も

長押には

父が総代の時の
御渡りの写真が掛かっている

わたしがその役を務める中で
父も、こんなふうに
鎮守の杜に通っていたのだろうか
そんなことをふと想うことがあった


それまでの神社は
普通に身近な存在だった

どちらかと言えば
友だちのような感覚

でも

総代を務める中で

身近さの中に
凛としたものを感じるようになった


そして

公民館長としての二年

民謡踊りが
六年ぶりに復活した

運動会も
同じく六年ぶり

コロナで止まっていた地域の時間

その時間が、少しずつ
少しずつ、動き始めた気がした


気がつけば、この五年間
鎮守の杜に通い続けていた

そして…
役が終わってからも、以前より
神社に足を運ぶようになった

鎮守の杜との関係は
これからも変わらない

そう

これからも


鎮守の杜に包まれながら

小和田の湯小路で、生きていく


(2026.3.15)

 

 

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